女性の腹痛のメカニズムと、その裏にある病気

体の異常を感じる症状の中でも、腹痛は特に頻度が高いものです。腹痛をもたらす病気はたくさんあるため、腹痛という症状だけで病気を割り出すことは不可能です。また、腹痛と言ってもその部位、痛みの強さ、痛みの質も様々です。

腹痛の中でも特に急激なものを急性腹症といいますが、数時間で治癒するものもあれば、処置の遅れが致命的になるものまで様々です。 「女性の腹痛のメカニズムと、その裏にある病気」の続きを読む…

月経の周期と体・心の変化

月経とは、黄体が退縮してホルモンが急激に低下し、子宮内膜が剥離される現象のことです。約1ヶ月の間隔で起こり、限られた日数で自然に止まり、また始まるというのを繰り返すのが原則です。月経周期が乱れる原因は様々ですが、ストレスや日常生活リズムの乱れ、甲状腺異常などが主な原因とされています。 「月経の周期と体・心の変化」の続きを読む…

思春期の女性の生理異常について

女性のライフサイクルはおおむね小児期、思春期、成熟期、老年期、更年期の5つに分けることができます。その中でも思春期は特に体に起こる変化が多く、小児期と成熟期の橋渡しをする大切な時期と考えられています。思春期とは国際的な定義では「身体的には乳房発達、陰毛発生などの二次性徴の出現から性成熟(二次性徴が完成し、月経周期がほぼ順調となる)までの段階であり、精神的には子どもから大人に向かっての自我の発達の時期ならびに自己認識パターンの確立段階、さらに社会的には性的欲望が出現し、両親への依存状態から完全自立するまでの過渡期」とされています。

 

 

身体の発達の進み方は個人差もあるので厳密に何歳から何歳までとは言えませんが、日本人の場合は8~9歳から17~18歳ぐらいまでが相当するといわれています。性成熟については、乳房発達は10歳ころ、陰毛の発生は11歳ころ、初経(しょけい)は12歳ころというのが最近の日本人女性の平均です。

 

 

思春期は肉体的にも精神的にも大きく変化する年齢であり、また経済的に自立するための能力を身につける時期でもあります。急激な変化に戸惑いながらも成長していく人々に提供すべき医療は、大人に対するそれとはまた違うものです。

 

 

さて、思春期は女性にとって肉体的な変化が最も大きい時期ですが、その中でも特に多く見られるのが性成熟の異常、特に月経異常に関するものです。

 

 

一般的なペースよりも早く思春期が来る症状を、思春期早発症といいます。7歳未満までに乳房の発達、陰毛の発生、処刑などが見られた場合は思春期早発症であると判断されます。思春期早発症で問題になることはいろいろあります。

 

 

早期に体が完成してしまうため、身長が伸びずに終わってしまうことが多いというのが一番の問題です。また、人よりも極端に早く思春期を迎えることによって本人の心理に戸惑いが生まれることもままあります。場合によっては治療が必要になります。思春期のペースを遅らせることにより、身長が伸びる期間を長くして極端に小柄になることを防ぐとともに心理的な負担を軽減します。

 

 

なお、ごくまれなケースではありますが、脳腫瘍が原因で思春期早発症が発生することもあります。脳腫瘍は生死にかかわる病気なので、早期発見、早期治療が重要になります。一方。思春期の成熟がゆっくりで、治療をしなくても成人身長が低身長にならないタイプもあります。なんにせよ詳しいことは検査しなければわかりません。

 

 

原発性無月経は、18歳になっても処刑がやってこない症状です。前述の通り、日本人の女性の場合は大体12歳ごろに処刑を迎えることが多く、実に98%の人が14歳までに処刑を経験するといわれています。原発性無月経の原因で特徴的なのは染色体異常や性分化異常などです。原因はいろいろありますが、中でも有名なのがターナー症候群です。ターナー症候群とはX染色体が1つ少ない染色体異常の一つです。2500人に1人程度に見られる症状であり、低身長、難聴などの症状を伴うことがあります。

 

 

また、副腎性器症候群も比較的よくみられます。副腎とは腎臓の横にあるホルモンを作り出すための臓器です。ホルモンを合成するための酵素に何らかの異常があると、明日テロ減というホルモンが過剰に生産されて女性の身体が男性化することがあります。この場合、陰核がペニスのように大きく拡大することがあります。

 

 

原発性無月経は治療で治ることもありますが、治らないものも少なくありません。日本をはじめとする栄養状態が良好な国では処刑が早い時期に来ることが多いいので、16歳になっても処刑が来ない場合は念のため産婦人科を受診したほうがいいでしょう。

 

 

治療は原因に準じて行います。ターナー症候群が見られる場合は、カウフマン療法という足りないホルモンを注入する治療を行います。治療により自然排卵が期待できます。

 

 

続発性無月経は、処刑は来たもののその後何らかの原因で月経が3か月以上停まってしまう症状のことです。産婦人科を訪れる思春期女性に特によく見られる症状ですが、月経が来ないからと言って必ず異常があるわけではありません。特に初経が来た直後は月経周期が不安定であることが多いです。月経周期が確立されるまでには通常、初経から3年くらいかかるといわれています。この期間に該当し、なおかつ特に体に機能障害の原因がなく、性交渉もない人の場合は、6か月ぐらいまでは様子を見ていいとされています。

 

 

続発性無月経の原因としてはストレス、ダイエット、精神的要因による摂食障害などが上げられます。原因は多種多様なので、それぞれ原因別の指導、あるいは治療が必要です。もちろん、性交渉がある場合は妊娠を疑う必要があります。

 

 

また、初経から月経周期が安定するまでは、続発性無月経のみならず様々な原因で月経異常や不正出血が起こることがあります。こうした現象は珍しいことではなく、出血が少量の場合は成長とともに警戒することが多いです。ただし、出血が多い、あるいは長期間続く場合は貧血が起きるのでそれに伴う治療が必要です。性交渉がある場合は流産なども否定できないので、産婦人科を受診しましょう。

女性と男性の避妊の方法は?ピルは有効?

日本は海外と比べると人工妊娠中絶の件数が多い国です。
特に避妊に関する知識が不十分な10代の女性と、産み終える40代の女性の人工妊娠中絶が多くなっています。望まない妊娠を避けるためにも、避妊に関する知識は男女ともに身に着けておきたいところです。

 

 

毎日新聞が行った調査によれば、2004年時点で最も多く使われている避妊はコンドームを用いたもので、実に全体の8割近くを占めています。その次に多かったのが膣外射精法で、以下基礎体温法、女性の避妊手術が続いています。

 

 

コンドームは手軽に手に入りますが、妊娠する確率はピルや子宮内リング(IUD)と比べると高めです。より確実な効果を手に入れたいのならば、ピルや子宮内リングの使用を検討したほうがいいでしょう。

 

 

実際、ドイツでは20代前半の女性の実に70%が避妊のためにピルを使っています。
日本では最もポピュラーなコンドームはわずか12%にとどまっています。

 

 

ここからは日本で行える避妊の方法について解説していきます。

 

 

コンドーム

前述の通り、日本で最も広く利用されている避妊方法です。
ラテックス(ゴム)でできた袋を男性気に装着し、精液をそのゴム内に閉じ込めることによって妊娠を防ぎます。

 

 

コンドームの長所は薬局やコンビニなどでも買えることです。また、性感染症の予防になることも長所といえます。

 

 

短所は比較的失敗率が高いことです。失敗率は3%~14%といわれています。
また、コンドームは使い方が難しく、間違った使い方をしてしまうと十分な効果を期待することができません。きちんと勃起させてから装着する、射精後はすぐに外してゴムの口を結んで捨てるなど、正しい使い方をすることが大切です。また、コンドームの利用には必ず男性側の了解が必要になります。

 

 

コンドーム自体はそれなりに避妊具としては優秀ですが、これだけでは不安なので基礎体温法など他の方法と組み合わせたほうがよりいいでしょう。

 

 

基礎体温法

基礎体温とは体温に影響を与えるような諸条件(運動など)を取り除き、安静な状態では買った時の体温のことを言います。

 

 

男性の基礎体温は常に一定で、グラフにすると平行な直線となります。そのため、グラフの形状から体調を知ることはできません。

 

 

一方、女性の基礎体温には低温相と高音相があります。
月経周期を28日とした場合、最初の2週間は体温が低く(低温相)、その後の2週間は約0.3度ほど体温が上がる(高温相)のが一般的です。そのため、体温のグラフから次の生理はいつ来るのか、妊娠しやすいタイミングがいつなのか、排卵はスムーズに行われているかなどを知ることができます。

 

 

この基礎体温の波を利用して避妊を行うのが基礎体温法です。
排卵日は一般的に低温相から高温相に切り替わる時期といわれています。
この時期を避けて性行為を行えば、妊娠する確率はずっと低くなります。

 

 

精子は性交後3日~4日程度は受精能力が維持されるので、排卵日の前後4日間は性行為を避けたほうがいいでしょう。

 

 

しかし、月経周期は微妙にずれることもあるのでこの方法だけでは完璧といえません。
また、体温は気温、起床時間、睡眠時間、体調などにも影響されるため、今低温相なのか高音相なのかわかりづらいというリスクもあります。基礎体温法だけに頼るのは危険なので、コンドームなどと併せて利用するといいでしょう。

 

 

膣外射精法

男性が射精の直前にペニスを抜き、膣の外に射精するという方法です。
男性の経験に大きく依存する方法であり、避妊法としてはあまりにも危険といえます。
コンドームや基礎体温法と併用するのならば使えないこともありませんが、失敗することも多いです。

 

 

経口避妊薬(ピル)

ピルは傾向で使う避妊薬です。現在の日本で使える避妊法としてはおそらく最も確実性が高く(避妊の失敗率は0.1~5%程度)、また費用もかからないため有効な避妊法といえます。しかし、日本のピル使用率は1.9%と非常に低いのが現状です(ドイツ約58%、フランス約35%)。

ピルが忌避される背景には副作用が強いと考えられていること、安全面に難があることなどが挙げられますが、これらは誤解です。
確かに昔のピルは副作用が強かったのですが、現代の低用量ピルは非常に安全性が高くなっており、服用しても重大な副作用が起きることはほぼなくなっています。

 

 

また、昔のピルは太るといわれていましたが、現代のピルはこれ単体で太ることはまずありません。もしピルを服用することによって太ったならば、それは単なる食べすぎです。

 

 

医師から処方してもらわなければならないため若干使用のハードルが高いですが、費用は月3000円とそれほど負担にはなりませんし、ピルの使用を中断すれば次の月からはまた妊娠できるので将来的に子供が欲しいと思ってる方でも服用することができます。

 

 

飲むだけなので成功の雰囲気を壊すこともないですし、卵巣がんや子宮体がんの予防につながるといううれしい効果もあります。

 

 

欠点は飲み忘れると効果が得られなくなってしまうこと、乳がん患者や糖尿病患者などの既往歴がある人は使えないことなどが挙げられます。また、コンドームと違って性感染症の予防にもなりません。それでも若くて健康な女性には有効な避妊法といえます。

 

 

緊急避妊

避妊に失敗した(コンドームが敗れたなど)の場合に用いる緊急的な避妊法です。
避妊に失敗してから72時間以内に2錠、それから12時間以内にもう2錠ピルを服用します。
緊急避妊をすることにより、約75%の人が避妊を避けられます。

 

 

しかし確実性はそこまで高いとはいえず、加えて吐き気などの強烈な副作用も出やすいため、推奨できる方法ではありません。あくまでも緊急避難的な方法であり、次回以降は避妊に失敗することがないように気を付けなければなりません。

 

 

子宮内避妊具(IUD)

リングとも呼ばれる方法で、ピルと同じく高い成功率を誇っています(避妊失敗率約2%)。
まず、子宮内にポリエチレンなどでできた小さい器具を挿入します。
この器具が精子と卵子の受精、受賞欄の着床を防ぐことによって避妊を行います。

 

 

子宮内避妊具のメリットは効果が長続きすることです。年に1回医師の診察が必要になりますが、大体1度挿入してしまえば3年間は効果が持続します。費用は1回につき1万5000円~3万円前後です。
仮に3万円で3年持つとした場合、1カ月当たりの費用は3万円÷36か月=833円となります。

 

 

ピルが大体1カ月につき3000円なので、これと比べるとリーズナブルといえます。

 

 

デメリットは子宮内に危惧を入れるため、一部の人は違和感を覚えること。
特に出産経験が若いない人は違和感を覚えることが多いです。
また、人によっては月経が重くなったり、不正出血や腹痛などの副作用が出ることがあります。

 

 

若くて将来子供を望む人はピル、ある程度年を取っていて直近の数年間は子供を産む気がない人は子宮内避妊具と使い分けるといいでしょう。

 

 

不妊手術

腹腔鏡手術で女性の卵管を切り取ったり、男性の陰嚢の付け根を切開して精管を縛ったりします。
避妊効果は非常に高く、男性の場合は入院も必要ありません。(女性の場合は2日~4日の入院が必要)。

 

 

ただし、一度不妊手術をした後に再び子供が欲しいと思っても妊娠することは非常に難しいです。
今後子供は一切必要ないという人以外はやらないほうがいいでしょう。

更年期になると月経周期に異常が出る?ホルモンの影響は?

女性の一生は胎児期、小児期、思春期、成熟期、更年期、老年期と区別されます。
生殖機能も時期により異なります。

 

 

生殖機能の基礎は胎児期の時点ですでに始まっています。
この時期にはすでに数百万個以上の生殖細胞が存在することになりますが、
この生殖細胞は増加することなく、現象し続けます。

 

 

胎児期から小児期、思春期の始まりにかけては中枢神経系が成熟していないため、
エストロゲン(女性ホルモン)は低地を維持し続けます。
その後思春期が本格的に始まるあたりから中枢神経系が成熟し、卵巣が刺激されます。
そうなると生ステロイドホルモンの分泌が増加し、二次性徴が始まります。

 

 

二次性徴は一般的に乳房の発達→陰毛の発生→腋毛の発生→初経の順にやってきます。
成熟期では中枢神経系が安定し、ホルモン分泌の周期性が確立されることにより、
卵巣ホルモンの分泌も一定のペースで行われるようににあります。

 

 

卵巣では卵胞と卵の発育、排卵、黄体形成が周期的に繰り返されます。
この状態は数十年間続きますが、徐々に生理の間隔は長くなっていきます。
更年期は生殖可能期から生殖不能器への移行期と定義されており、一般的には45歳~55歳の時期が更年期となります。

 

 

生殖細胞が消滅すると、卵巣機能は停止し閉経となります。

月経の周期

月経周期により、体には特異的な症状が現れることがあります。
ほとんどは心配ないものですが、たまに病気が潜んでいることもあるので注意が必要です。

 

 

月経時

多くの女性が倦怠感やめまい、下痢、腰痛、胃痛などの幅広い症状を訴えます。
この症状はほとんどは生理的範囲内であり、日常生活には影響を与えないことがほとんどなのですが、たまにこの症状があまりにも重すぎて日常生活が困難になる方がいます。この場合は月経困難症と診断され、病院で検査を受ける必要があります。

 

 

月経前

月経の10日前から数日前にかけて、下腹部痛、腰痛、乳房痛い、頭痛、浮腫、体重増加などの諸症状が現れることがあります。これらの症状は月経の開始と同時に消えてしまうことがほとんどです。
多くの場合は生理的範囲内で心配がないのですが、日常生活に支障をきたす場合は月経前症候群と診断されることがあります。

 

 

中間期

排卵期に軽度の支給出血が見られることがあります。これを中間期出血といいます。
中間期出血の原因は分かっていませんが、排卵期のホルモン変動による子宮内膜の破たんとする説があります。
また、排卵直前に下腹部痛が出ることがあります。これらは病的なものではありません。

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