妊娠中のダイエットは禁物!健康な生活で元気な子供を

妊娠すると生活が一変すると考えられている方もいらっしゃるようですが、まったく異なる生活になるわけではありません。胎児のために必要なことが少し増えるだけで、あとは今まで通り無理をせず、できる範囲でできることをするのが大切になります。

 

妊娠についての知識は必要ですが、病院や医院で何もかも教えてくれるわけではありません。自ら本やネットを読んだり、保健所や病院、医院などの母親学級、両親学級に参加するなどして、情報収集に努める必要があります。自ら学び、備えるという姿勢を持つことが、妊娠生活を快適に送るための第一歩といえます。

 

食事について

胎児が成長するのに必要な栄養素は、基本的にはすべて母体の血液にあるもので賄われます。母体の栄養が不足するとそれが胎児にも影響を与えます。現代の食生活は大変豊かであり、妊娠したからと言って必ずしも食事の量を増やす必要はありませんが、妊娠中にダイエットをしようとするのは避けたほうがいいでしょう。また、普段から偏食の気がある人は、せめて妊娠中だけでもバランスの取れた食事をとるようにしましょう。妊娠中の体重増加量は、身長に応じて7~10Kg前後が適切であるといわれています。もともと大きい人ほど適切な体重増加量も大きくなります。

 

食事は良質なたんぱく質を多く摂取するように心がけましょう。資質があまり多くない肉や、魚、大豆などを中心にしてみましょう。脂質はできれば動物性のものではなく植物性のものを摂取してください。ビタミンやミネラルは野菜、果物、牛乳、チーズなどの乳製品を務めて摂取するといいでしょう。妊娠中は貧血になりやすいので、レバーや小松菜、ヒジキなどの鉄分を多く含む食品を積極的に撮りましょう。

 

食塩の摂取量は1日10g以下を心がけます。塩分の取り過ぎは高血圧から妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)につながり、早産、死産、未熟児などの原因となります。厳しく制限する必要はありませんが、薄味を心掛けておいたほうがいいでしょう。

 

衣服について

以前は冷えないようにすることが大切と言われていましたが、現代の住環境は大変良いので冷暖房を適切に使い分けることができれば問題ないでしょう。おなか周りは日ごとに大きくなっていくので、おなかに負担がかからないものを使うといいでしょう。下着はマタニティのものを使用します。

 

靴はいわゆるハイヒールは避けて、長時間履いていても疲れないものを選ぶようにしましょう。

 

家事について

それほど強く意識する必要はありませんが、重いものを持ったり、肉体的に重労働になるようなことは避けてください。疲れたら座るか横になるなど、無理をしないことが大切です。また、中腰や前かがみの姿勢はつらいので避けましょう。妊娠中から夫にできることを頼んで、家事に協力してもらうといいでしょう。買い物は混雑しない時間帯を選び、デパートなどで長時間歩きまわるのは避けましょう。

 

予防接種について

妊娠中に余郷接種をすることは通常ありません。胎児江の影響を避けるため、ポリオ、BCG、風疹(ふうしん)、水痘(すいとう)、麻疹(はしか)については禁忌となっています。その他(インフルエンザ、日本脳炎など)は必要ならば構わないとされています。特にインフルエンザはアメリカでは受けたほうがよいとされています。

 

持病と薬について

持病がある場合は、妊娠に支障がないかをあらかじめ主治医に確認しておくことが大切です。妊娠すると全身に通常よりも大きな負担がかかり、それに耐えきれないことがあります。たとえ出産の乗り切れたとしても、そのあとは育児が待っています。

 

薬を使うことによって普通に生活が遅れているならばそれほど心配はありませんが、薬によっては妊娠中は使えないこともあるので注意が必要です。体調が一時的に良くなったからと言って、自己判断で薬を使うのを中止していはいけません。

 

性生活について

出血や下腹痛などがあったり、医師から安静を指示されていない限りは支障ありませんが、あまり過激なことは避けましょう。夫婦主に清潔を心掛けて、おなかに圧力がかからないようにすることが大切です。

 

胎教

母親が精神的に安定していると、胎児の状態も安定することが明らかになっています。母体に大きなストレスやショックを与えないようにしましょう。また、胎児は母親の声を聴いて、記憶できることもわかっています。母親が優しい音楽を聴いたり、楽しい家庭の雰囲気に満足したりすることによって、胎児は健全に成長していきます。

 

睡眠時間は体質にもよりますが、できれば7時間は取ったほうがいいでしょう。眠れなくても部屋を暗くして、横になっているだけでも体は休息が取れます。しっかりと休んで体調を整えましょう。

 

また、妊娠中は新陳代謝が盛んになり、汗をかきやすくなるほか、皮脂なども多く出るため、体を清潔に保ちましょう。シャワーでもいいですが、お湯にゆっくり使ったほうがより効果は高いです。

子供の成長は早い?遅い?

子供は日に日に成長します。一応大人も少しずつ変化はしているのですが、子供はその何倍ものスピードで大人に近づいていきます。成長が早い子はどんどん育っていきますし、成長が遅い子はゆっくりと育っていきます。これは単なる個性の問題で、どちらがいいというわけでもありません。成長に個人差があるということを理解しておくだけで、育児のプレッシャーはぐんと低くなります。 「子供の成長は早い?遅い?」の続きを読む…

乳幼児期の発達としつけ

育児はこの世の中で最も大変で、なおかつもっとも意義のある仕事です。
両親がそろっている場合でも、あるいは片親の場合でも、乳幼児を育てるにあたっては、近所や親(祖父と祖母)などの身近な人から支援を受けることが何よりも大切です。一人で何でもしようとするのは大変危険です。

 

 

辛い時に、信頼できる人、あるいは行政などにSOSをきちんと発信することは親の権利であり、責務でもあります。育児は親だけのものではなく、社会のものでもあり、行政のものでもあります。

 

育児書に載っている情報はプロが書いたものですから大変参考になりますが、だからと言って育児書を盲信するのはいけません。育児書はあくまでも一般論をベースとしたものであり、現実の育児ではそれに該当しないケースもままあるからです。

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新生児の先天異常の種類とは?高齢出産は関係ある?

体や内臓の形状、働きなどの生まれつきの異常を先天異常といいます。形の異常のことは奇形といいます。
奇計は素人が見ても判断できる外表奇形と、診断を行って初めてわかる内臓奇形があります。
形状は正常でも、働きそのものに異常がある場合も先天異常に含まれます。

 

 

原因

先天異常の原因は様々ですが、代表的なものに染色体や遺伝子の異常があります。
体は多くの遺伝子をもとにして作られていますが、その一つ、あるいはいくつかに異常があると、奇形が起こります。

 

 

奇形と一口に言ってもその種類は様々で、形は異常でも働きは全く問題ないこともあれば、すぐに手術が必要なものもあります。

 

 

先天異常を起こす遺伝子異常が明らかになりつつあります。
発生時期は大きく分けて、

 

 

1.父親の精子、もしくは母親の卵子に異常がある場合。染色体異常や遺伝子異常による病気がある。
2.妊娠初期に、子宮内の胎児に障害が加えられた場合。妊娠3か月までのころは特に注意が必要。
3.妊娠後期に子宮内の胎児に障害が加えられた場合。障害の程度は軽いことが多い。
4.出産の前後に障害が加えられた場合。脳性麻痺など。

 

 

に分けられます。

 

 

先天異常の中でも代表的なものにダウン症があります。ダウン症は出産時の母親の年齢が高ければ高いほどリスクが上がります。20代のころのリスクはせいぜい1000分の1程度ですが、40代に差し掛かると30分の1まで跳ね上がります。理由は簡単で、卵子が老化しているからです。

 

 

法律では、”妊娠21週6日まで”なら中絶が認められています。ダウン症を告げられた母親10人のうち、大体7人が中絶を決意しています。

 

 

ダウン症を含めた先天異常の確率は大体25分の1程度といわれています。
そのうち重い障害となる確率はだいたい1500分の1人です。意外と高いですよね。
完全に防ぐ方法はありませんが、葉酸を積極的にとることによりリスクが軽減できるといわれています。

 

 

遺伝形式について

遺伝子は常染色体上には同じものが2本ずつあります。両親のどちらか一方から病気の遺伝子を受け継いだ愛、一方が正常でも病気になる場合は、「常染色体優性遺伝病」です。子どもは2人に1人の割合で病気になります。

 

 

一方、両親の両方から病気の遺伝子を受け継ぎ、両方の遺伝子が以上になった時の身に発症する病気を「常染色体劣性遺伝病」といいます。この場合、25%の確率で発症します。

 

 

血族結婚は常染色体劣性遺伝病を発病する危険性があるので避けたほうがいいでしょう。

被虐待児症候群とは?

被虐待児症候群とは、虐待が原因で起こる子供の身体的・精神的症状の総称です。
虐待が継続的・日常的なものになると、子供は通常、それに抵抗する意欲を失っていきます。
特に3歳以下の子供はその傾向が強く、虐待から隔離された後も接し方が難しいといわれています。

 

 

虐待とは

虐待には大きく分けて身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクトがあります。
身体的虐待は我々が最初に想像しやすい虐待、いわゆる殴ったりけったりすることです。
性的虐待は、子供にわいせつな行為を行ったり、あるいはそれを強要したりすることです。
心理的虐待は暴言などによって子供の尊厳を傷つけることです。
ネグレクトは食事を作らない、選択をしない、医者に連れていかないなど、必要なことを放棄することです。

 

 

被虐待児症候群の症状

被虐待児症候群の原因の中で最も目につきやすいのは、たとえばあざやこぶなどの身体的外傷です。
また、栄養が取れないため他の子供と比べて成長が遅かったり、不衛生で病気になったりすることがあります。

 

 

こうした状況が長く続くと、最悪の場合子供の命にもかかわる結果が訪れることもあります。

 

 

また、心の問題が発生することもあります。虐待を受けている子供は自己肯定感が育ちにくく、
常に人の目を気にして行動したり、自分に自信が持てずに堂々とふるまえなかったりします。
場合によってはリストカットなどの自傷行為を繰り返したり、気分障害を起こしたりします。

 

 

また、一般的に虐待を受けて育った子供が大人になり子供を作ると、
その子に虐待をするという統計もあります。いわば虐待の負の連鎖です。
実母に愛情を受けずに育った復讐を、全く関係のない自分の子にしてしまうわけです。
この症状を「白雪姫コンプレックス」ということがあります。

 

 

原因

保護者が親に対して何らかの虐待をすることによっておこります。
なぜ虐待が発生するかについてははっきりとこれが原因ということはできず、様々な因子が複雑に絡み合って起きるとしか言えません。

 

 

家庭内の人間関係の悪化、望まない子供だった、子供に何らかの病気や障害があって育てたくないと保護者がが感じている、保護者が社会的に孤立しており支援を受けられない状態にある、保護者に精神疾患がある、などはどれも原因になりえます。一方で、こうした因子を抱えている人がすべて虐待をするわけではありません。

 

 

治療

まずは子供を保護者から隔離させ、安全な状態にして心と体のサポートを行います。
被虐待児は虐待から保護された後も心を開かず、自ら助かろうとしないケースも多いのですが、
看護婦が粘り強く話しかけることによって心を開いてくれることがほとんどです。

 

 

自分が虐待していることに気が付いたり、虐待が身の回りで起きていることに気が付いた場合は、相談機関に連絡してください。

 

 

子供の虐待防止センター
電話番号:03-5300-2990
受付日:月曜から土曜(日曜祝日は休み)
受付時間:10:00~ 17:00(土曜日のみ15:00)

代表的な出生時損傷(分娩損傷)の種類は?

今回はお産の時に発生する、出生時損傷(分娩損傷)について解説したいと思います。

 

 

産瘤

産瘤とは、胎児が賛同を通過する際に先に進んでいく部分のむくみのことを指します。多くの赤ちゃんは頭から生まれてくるので、通常のお産では頭にできます。
場合によっては臀部(尻)や足などに産瘤ができることもあります。

 

 

産瘤の大きさは大体掌で包み込めるくらいの大きさです。
柔らかく、手で押し込むとそのあとにくぼみが残ります。
産瘤に似たものに頭血腫がありますが、こちらは押した後くぼみが残りません。

 

 

産瘤自体は2日~3日程度で自然と無くなるものであり、特に治療は必要ありません。

 

 

頭血腫

頭血腫とは、骨と骨膜との間に出血して血液がたまった状態のことです。
通常、生まれた直後には見られませんが、半日から1日が経つにつれて徐々に表れます。次第に大きくなっていき、数日で産瘤と似た程度の大きさになります。

 

 

産瘤と違い、触れるとブヨブヨとしており、中に液体が入っている感じがします。
針を刺して中にたまっている血液を抜くのは、細菌感染を招く恐れがあるので推奨できません。通常は自然に吸収されるのを待つようにします。

 

 

通常は2か月から3か月で消えるので、それほど心配はいりませんが、
たまに新生児期の黄疸が強くなったり長引いたりすることがあります。

 

 

帽状腱膜下出血

帽状腱膜とは、頭皮の下にある、頭がい骨を包んでいる膜のことです。
分娩の際に大きな力が頭皮に対してかかると、帽状腱膜と骨膜の間に出血が起こることがあります。これを帽状腱膜下出血といいます。

 

 

出産直後は症状がありませんんが、半日から1日が経つにつれて徐々に表れます。
血液がにじむので、皮膚の色は赤みがかって見えます。
出血は東部全体に及ぶため、高度の貧血や横断を伴うことがあります。

 

 

大量出血による播種性血管内血液凝固症候群を引き起こす可能性もあり、最悪の場合死に至る可能性もあるので、注意が必要です。治療の際には輸血が必要になります。

 

 

腕神経叢まひ

腕を動かす神経は首のところで脊髄から出て腕に延びています。
出産時に首の片側が強く伸ばされたり、圧迫されたりすると、神経が損傷し片側の上でが動かせなくなることがあります。これが腕神経叢麻痺です。

 

 

上腕型(腕は動かないが手の関節や指は動く)と前腕型(腕は動くが手指が動かない)があり、上腕型は前腕型よりも治りやすいです。

 

 

横隔神経麻痺

横隔膜の運動を支配する神経も首のところから出ているため、上記と同じ理由で麻痺を起すことがあります。

 

 

呼吸運動は横隔膜が上下することによって行われていますので、横隔膜の運動がなくなると呼吸が制限されて、息が苦しくなります。症状が重い場合は人工呼吸器を装着することもあります。3か月程度たっても治らない時は、手術を行うこともあります。

 

 

顔面神経麻痺

お産の際に頬を強く圧迫されると起こります。
顔の筋肉を支配する神経のまひで、傷害された側の目は完全に閉じなくなります。通常は1週~2週で治ります。

安産祈願やお守りより効果がある体操のやり方とは?妊娠9か月目でも効果あり

安産祈願のためにお守りを買ったり、お参りをしたりするのもいいですが、
しょせんこれらの手段は非科学的な気休めにしかなりません。
安産を成し遂げるうえで一番大切なのは神に祈ることではなく、
お産の仕組みを十分に理解し、危険を排除し気持ちを落ち着かせることです。
では、具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか。

 

 

まずは妊娠中に気を付けるべきことについて。気持ちをリラックスさせ、
行動しすぎず、体調を管理するのはもちろん大切ですが、ここではそこからさらに一歩進んだ安産体操をしてみましょう。

 

 

安産体操はおおむね5か月~9カ月ごろに行います。
妊娠初期や妊娠直前は体調を崩しやすいので避けましょう。

 

 

安産体操では全身をまんべんなく動かしてやる必要がありますが、特に大切なのが腹筋運動です。
腹筋を鍛えることによって出産時に必要な筋肉が発達し、楽に出産を行うことが出来ます。
といっても、あまり激しい運動をしてはいけません。

 

 

まずは両手を地面につけて、四つん這いになってください。
次に息を吐きながら徐々に背中を丸めていき、頭をおなか側に近づけるようにしてください。
ちょっと苦しくなるくらいまで近づけたら、息を吐きながら徐々に元の姿勢に戻り、
今度は背中側に頭を動かしていきます。これを1日5回から10回程度続けるだけでも、だいぶ体が鍛えられます。

 

 

妊娠は体力勝負ですから、できれば妊娠前からある程度体を鍛えておくのが一番ですが、
体力に自信がないという人は妊娠してから始めても決して遅くはありません。

 

 

続いては出産時にやるべきことについて。

 

 

事前に腹式呼吸の練習をしておき、実際のお産でもやってみましょう。
仰向けに寝て軽く膝を立てて、両手を下腹にあてて体の力を抜いて、
一度息を吐いた後に下腹が膨らむように大きく息を吸い込んで、ゆっくりは着ます。
息はすうのが3秒、はくのが3秒です。

 

 

また、この際には合わせて圧迫法を行うといいでしょう。
腰骨の内面を側面からつかんで、息を吐いていきながら押していき、
息を吸いながら緩めるを繰り返します。はじめのうちは楽にできるはずですが、
妊娠が安定期に入るにつれて腰の方に痛みを感じるようになります。

 

 

握りこぶしを腰骨のうしろにおいて、腹式呼吸をくり返しながらこぶしで圧迫すると楽になります。
合わせてマッサージも行いましょう。両手を親指の臍のところで合わせて、下腹に三角形をつくるように両手を置きます。その後息を吸いながら水平に手をずらしていき、吐くにしたがって戻します。

 

 

最後に立会分娩について。
立会い分娩は夫婦が一緒に長い苦しみを乗り越えて赤ちゃんの誕生に立ち会う有意義なことです。
できれば旦那さんにも立ち会ってもらいましょう。腰のマッサージや圧迫は夫に上手におこなってもらうと、とても楽になります。