肝機能検査の正常値は?

肝臓はある程度なら損傷しても代償作用が働いて、元に戻ることができるという優れた性質を持っています。しかし、代償機能にも限界があり、大きく損傷を受けた場合は機能が回復しきらないことがあります。肝臓は非常に我慢強い臓器であり、障害されてもなかなかその症状が表に出ることはありません。そのため「沈黙の臓器」などと呼ばれることもあります。

逆に言えば肝臓に関する障害が表に出てきた時点では、すでにその病気が重症化しているケースが多く手遅れになりやすいということでもあります。万が一の事態に備えて、自覚症状がなくても定期的に肝機能検査を受けることが大切です。

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便秘解消には体操や薬が効く?

便秘とは、便通の回数が減って、便が固くなる症状に対する総称です。通常の場合、1日1回程度の便通がありますが、これが3日に1回になってしまったり、あるいは1週間に1回になってしまったりすることがあります。

 

便通がなくても主だった不快感や症状がない場合は特に治療する必要はないとされていますが、そうでない場合は早急に原因を解明し、治療を行う必要があります。 「便秘解消には体操や薬が効く?」の続きを読む…

痛風の症状とは?足やかかとに異変が?食事良いものダメなもの一覧

痛風とは、足の親指におこる急性の関節炎です。放置すると腎臓障害などを引き起こすこともある、大変危険な病気です。患者の98%は男性で、特に30代~40代、もしくはそれ以降に多く見られます。しかし、最近は20代で痛風にかかる人が増えてきています。

 

 

原因

痛風は尿酸というプリン体の最終代謝産物が、関節の中に蓄積して起こる病気です。
尿酸値の目安は7.0mg/dlといわれており、これを超えると高尿酸血症と診断されます。
高尿酸血症の状態では血液に溶けきれなかった尿酸が結晶になって関節に沈着し、痛風発作を引き起こします。

 

 

尿酸値を上げる食べ物は魚類、肉類、キノコ類などです。特に魚類はほかの食品と比べて多くプリン体が含まれていますので、撮り過ぎには注意が必要です。白身魚よりは青魚や赤みの魚に多く含まれます。肝や白子などもプリン体が多く含まれているので摂りすぎには気を付けましょう。

 

 

一方、尿酸値を下げる食べ物は海藻類、一部の野菜、果物などです。
栄養価の高い若芽やヒジキなどの海藻類は、尿酸値を下げるとともに血糖値の上昇を防ぐ効果があるので積極的に摂取しましょう。

 

 

野菜類は人参、ジャガイモ、キャベツ、ホウレンソウ、ごぼう、茄子、ジャガイモ、サトイモなどが効果的であるといわれています。バナナやメロン、グレープフルーツなどもよいとされています。

 

 

また、尿酸値を下げるにはバランスの良い食事が効果的であるといわれています。主食、主菜、副菜をバランスよく摂取することによって、尿酸値を安定させることができます。尿酸値がいったん上がってしまうとそれを下げるのは大変なので、最初から尿酸値が上がらないような生活を心掛けたほうがよいでしょう。

 

 

治療

治療は薬物療法と生活習慣の改善を両方行うのが最も一般的です。
薬物療法には大きく分けて痛風発作の痛みを抑える対処療法と、高尿酸血症を抑制する治療があります。
初期の痛風発作を抑制するのがコルヒチンですが、これはいったん発作が始まってしまうと無意味になります。
その場合は非ステロイド剤やステロイド薬を使います。

 

 

高尿酸状態が続き、発作を繰り返す場合は尿酸をコントロールする尿酸降下薬を摂取します。
これらの薬は尿酸をコントロールすることはできても、痛風発作そのものを抑えることはできないので、上にあげた対処療法用の薬と並行して使うのが一般的です。また、急激に尿酸値を下げ過ぎると、かえって症状が悪化することがあるので、尿酸降下薬は症状が安定してから使い始めます。

 

 

生活習慣の改善にあたっては食事やお酒の量をコントロールする必要があります。
また、尿酸の排出を促すために、十分に水分を補給し、軽い運動を行うといいでしょう。

脳や脊髄、神経の病気

脳や脊髄、神経などにはたくさんの種類の病気があり、なかなか診断をするのが難しいようにも思えます。しかし、一定のポイントを押さえておけば、実はそれほど診断を下すのは難しくなかったりします。こうした病気の中で最も大切なのは、症状と時間の関係性です。おおむね以下の3点に分けられます。 「脳や脊髄、神経の病気」の続きを読む…

内臓脂肪型肥満の原因と判定とは?

内臓脂肪型肥満とは、肥満のタイプの一つです。

 

 

肥満は大きく分けて皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満に分類できます。皮下脂肪型肥満は皮下組織に脂肪が大きく蓄積されている状態です。主に女性に見られるもので、下半身の肉付きがよくなることから「洋ナシ型肥満」と呼ばれます。内臓脂肪型肥満と違い動脈硬化を進行させる心配はありません。

 

 

それに対して内臓脂肪型肥満は内臓組織に脂肪が大きく蓄積されている状態です。主に男性に見られるもので、おなか周りが大きくなりやすいことから「リンゴ型肥満」とも呼ばれています。BMIが25未満で、見た目には太っていないのにもかかわらず内臓脂肪が蓄積していることもあります。これを「隠れ肥満症」といいます。

 

 

皮下脂肪型肥満か内蔵脂肪型肥満かを判断することは簡単ではありません。
CTスキャンをとればわかりますが、定期的にCTスキャンを受けるのは現実的な話ではありません。
ウエストの太さで判断するのが一般的です。内臓脂肪型肥満の判定基準は男性で85cm、女性で90cmです。

 

 

ところで、そもそも肥満とはなんなのでしょうか。
簡単に言えば体脂肪が多い状態ですが、体脂肪量を日常的に計測する人はあまりいないのではないかと思います。スポーツ選手でもない限りは体脂肪量と体重はおおむね創刊しますので、実用的な指標として体脂肪が使われています。肥満の測定につかわれることが多いのがBMIです。

 

 

BMIとは体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったものです。たとえば、身長175cm、体重70Kgの人のBMIは70÷(1.75)2=22.8となります。

 

 

日本肥満学会では、この指数が25以上になっている状態を肥満と呼ぶことにしています。一方、標準的なBMIを22としています。この22という数字は、調査から最も病気が発生しにくいことがわかっています。

 

 

逆に言えば、標準体重を求める際には、身長(m)を2乗したものに22をかければいいことがわかります。
たとえば、身長175cmの人の標準体重は(1.75)2×22=67Kgとなります。

 
体重はその時々の体の水分量にも左右されます。体重はいつも同じ条件で測定すると、このブレを減らすことができます。1Kg程度の上下であれば、体重については「変化なし」と考えていいでしょう。

 

 

内臓脂肪型肥満は皮下脂肪型肥満よりもさらに危険なので、改善することが重要です。
内臓脂肪型肥満は高血糖・脂質異常・高血圧などにもつながります。
内臓脂肪型肥満を改善する方法はいろいろありますが、基本的には食事と運動をバランスよく行うことが大切です。特に食事には気を使いましょう。栄養素についてよく学び、バランスよく食べるようにしましょう。

大腸・胃内視鏡検査とは何か?検査で何がわかるの?

内視鏡とは、体外から体の中に挿入して、体の内部や臓器の表面を写真撮影するための機会のことです。金属間ででき硬性内視鏡と、曲がる光ファイバーでできたファイバースコープに分類できますが、最近はファイバースコープが使われることが多いようです。

 

 

最近は皮膚にあけた穴から内視鏡を挿入する手術も増えています。腹部や胸部を大きく切開しないため、患者への負担が外科的手術よりも少いのがメリットです。

 

 

胃内視鏡検査とは?

胃内視鏡検査は内視鏡(胃カメラ)を使った検査です。胃カメラの先端には小さなカメラが付いており、それで撮影したものをモニター画面に映し出して観察します。以前は苦しい検査の代名詞として使われていた胃内視鏡検査ですが、最近は治療技術の発達により依然と比べると非常に少ない苦痛で検査が受けられるようになりました。

 

 

胃内視鏡検査人は口から挿入するものと鼻から挿入するもの(経鼻内視鏡検査)があります。一般的には鼻から挿入するタイプのほうが細く苦痛が少なくため好まれます。口から挿入するものは大体太さ1cm、鼻からの場合は5mm程度です。

 

 

経鼻内視鏡検査の流れ

検査前日の午後9時から検査終了までは水以外はとってはいけないというのが一般的です。
検査当日も検査が終了するまでは何も飲食してはいけないというのが決まりです。
薬は前日は服用してもOKですが、当日は服用してはいけません(どうしても必要な場合は相談)。煙草も吸ってはいけません。

 

 

検査の前には胃の中の泡をとる消泡剤を服用します。次に鼻の粘膜を広げる薬を噴霧し、少し待ちます。
次に胃の動きを鈍くするための注射をして、検査を行います。

 

 

検査終了後30分は飲食、タバコ厳禁です。

 

 

大腸内視鏡検査とは

大腸内視鏡検査は、内視鏡(大腸カメラ)を使った検査です。近年増えている大腸がんをはじめとする大腸の病気をチェックする際に必要になる検査です。以前は苦しい検査として知られていましたが、最近は医療技術の発達により痛みも少なくなりました。中でも専門医が行う検査は少し痛いだけの検査として知られています。

 

 

大腸内視鏡検査の場合も胃内視鏡検査と同様に、検査当日は飲食物やタバコ、薬などは摂取してはいけません。どうしても服用しなければならない薬があるときは医師に相談しましょう。次に下剤を飲み、大腸内をきれいにしてから検査を行います。

 

 

内視鏡治療とは

内視鏡では簡単な治療を行うことができます。食道静脈瘤(りゅう)や胃・十二指腸潰瘍(かいよう)からの出血の止血、食道・胃や大腸のポリープおよび早期がんの切除、進行した胃がんや大腸がんで起きる通過障害の、レーザー焼灼や金属製ステント挿入による解除など、内視鏡治療の用途は少なくありません。

アダムス・ストークス症候群の症状と心電図は?

一般的にな人間の脈拍は大体60~100程度といわれています。どちらかといえば男性よりも女性のほうが多い傾向にあり、男性は65~75、女性は70~80の中に納まることが多いようです。
年齢別に見た場合は乳幼児など若いほうが脈が高く、年を取るにしたがって低くなる傾向があります。

 

 

脈が60以下の状態を徐脈、100以上の状態を頻脈といいます。
心臓の筋肉量が少ない人は脈が多くなり、筋肉量が多い人は少なくなる傾向があります。
特に陸上選手などはその傾向が強く、脈が50回程度になることも珍しくありません。

 

 

スポーツ選手によく見られるゆっくりとした脈を打つ心臓をスポーツ心臓といいます。
スポーツの中でもマラソン、自転車など持久力を必要とする競技を行っている人は、
心臓の筋肉がよく鍛えられているため脈が少なくなることが多いです。

 

 

徐脈は治療の必要がありますが、スポーツ心臓自体は強度の運動に耐えるための適応とみなされるので、治療しないことがほとんどです。

 

 

ただし、こうしたスポーツ選手の場合も脈は40回~50回程度はあります。
40以下は明らかに異常です。脈が極端に少なくなる病気を「アダムス・ストークス症候群」といいます。

 

 

高齢者は神経伝道系の変性や冠状動脈硬化、若い人の場合はリウマチやウイルス感染が原因で起こることが多いです。これらの病気は心臓の興奮が心房から心室に移るのを妨げます(心臓ブロック)。このような状態がアダムス・ストークス症候群です。

 

 

高齢者の場合は、心房が動かなくなる「洞停止」や「洞房ブロック」と呼ばれる状態も起こります。
この場合は、入院して心臓ブロックの起っている場所を特定してから治療法を決めることになりますが、一般的には心臓ペースメーカーが有効です。とりあえずペースメーカーでその場を乗り切り、慢性化したら改めてペースメーカーを埋め込んで心臓を働かせることになります。

 

 

心房から心室に伝わった興奮は、右心室と左心室に分かれて伝わります。
右心室へ伝わる伝道系を右足、左心室へ伝わる伝道系を左脚といいます。
これらの部分に変性や障害が起こると、右脚ブロック、あるいは左脚ブロックと呼ばれる状態になります。
どちらか片方のみがブロックした場合は心臓は止まりませんが、両方がブロックした場合は心臓が止まることもあります。

 

 

右脚ブロックは健康な人にもおこることがあります。両方とも心電図で診断可能です。
意識のなくなるほっさいにはそのほか、房粗動・心室頻拍や心室細動という頻拍型の不整脈もあります。
生まれつきの異常や、薬による副作用が原因となることもあります。いずれの場合も心臓や神経の専門医に診てもらったほうがいいでしょう。