ビタミン過剰症の症状は?対策は?

ビタミン欠乏症は比較的有名な病気ですが、それと魔反対のビタミン過剰症はそれほど知られていない病気です。
ビタミンAとDなどは過剰に摂取することにより、様々な障害を起こします。

 

 

ビタミンAを過剰に摂取すると、急性中毒症状として頭痛、嘔吐、脱力、嗜眠などの重篤な症状が現れることがあります。また、慢性的な症状として食欲不振、体重減少、めまい、不安感、脱毛などの症状が現れることがあります。
このような場合は直ちにビタミンAの服用を中止してください。

 

 

ビタミンDを過剰摂取すると、初期の段階では食欲不振、口渇、倦怠感、頭痛などが現れます。
その後悪心、嘔吐、下痢などが起こります。それでも過剰摂取を続けると、肺や心臓、皮膚、関節などにカルシウムが蓄積し、腎臓機能が低下します。場合によっては尿毒症を起こす恐れもあります。
このような場合は直ちにビタミンDの服用を中止してください。

 

 

ビタミンEはサプリメントsとして人気がありますが、過剰摂取をすると骨粗しょう症を起こす可能性があります。
骨粗しょう症とは骨の密度が低くなり、もろくなる病気のことです。もともとビタミンEはその他のビタミンと比べて過剰摂取になりにくいというのが定説でしたが、2012年の慶応大学のグループの研究により、ビタミンEの過剰摂取が骨粗しょう症を招くことが明らかになりました。

 

 

骨粗しょう症は高齢者のなる病気というイメージがありますが、最近はビタミンEの過剰摂取により若いうちから骨粗鬆症になる人が増えています。1日当たりのビタミンEの摂取量は6.5mg~7.0mg、上限は700㎎程度となっています。

 

 

ビタミンKは骨の意地や出血時の血液の止血などの役割があります。ビタミンK1とビタミンK2に関しては大量に摂取しても毒性がないことが報告されていますが、合成品であるビタミンK3は人体に悪影響があることがわかっています。

 

 

ビタミンK3を過剰に摂取すると、溶血性貧血、高ビリルビン血症、核黄疸を引き起こします。
通常の食事でビタミンK3が過剰になることはほとんどありませんが、サプリメントでは過剰に摂取することが可能になっているので注意が必要です。

 

 

なお、ビタミンKは腸内細菌によって作られるほか、いろいろな緑黄色野菜にも含まれているため、日常生活の中でビタミンKが不足する心配はほとんどありません。ただし、抗生剤を長期間飲み続けている人では、体内の腸内細菌からの供給が不十分になるため不足する場合があります。

 

 

ビタミンAとビタミンD、ビタミンE、ビタミンKはいずれも脂溶性のビタミンであり、取りすぎると体内に蓄積します。
それに対してビタミンB,ビタミンCなどは水溶性ビタミンであり、通常はとりすぎても尿と一緒に排泄されるため問題ないことがほとんどです。

急性肝炎の原因はストレスやアルコール?正しい治療方法は

急性肝炎は肝臓の表面に大小の結節ができ、ヒキガエルのいぼのようになる病気です。
肝炎ウイルスとしては、A,B,C,D,E型の5種類が確認されており、一般的には経過が良好な病気ですがまれに劇症化することがあります。劇症化した場合は肝臓移植手術が必要になります。

 

 

肝炎ウイルスを持っている人をキャリアといいます。日本人の100人に一人はキャリアであり、
セックスや血液を通じて他人に移るので注意が必要です。

 

 

急性肝炎の原因は肝炎ウイルスであり、特に日本ではA型肝炎、B型肝炎の患者が多いです。
A型とE型は主に患者の便で汚染された水や生の貝類などが感染源ですが、残りは血液や体液、経皮が感染源です。

割合としてはA型肝炎、B型肝炎が多く、D型肝炎とE型肝炎の割合が少なくなっています。
E型肝炎は従来日本には存在しないものと考えられていましたが、近年は北海道で集団感染が発生した例があります。

 

 

症状

代償性のものと非代償性のものがあります。
代償性のものは症状がなく、肝機能検査でも全く正常であることもあります。

非代償性の場合は胃腸が悪い感じがして、食欲がなくなったり下痢になったり吐いたりします。
また、掌が赤くかがややいたようになります。男性の場合は乳房が女性化することもあります。
これらの症状の出方はとても緩やかなので、気が付いたときには症状が進行していた、といったようなことが起こりがちです。

 

 

さらに症状が進むと、腹が膨れ始めます。腹の中に水がたまるためです。食堂の静脈も次第に拡張し、場合によってはそれが破裂して吐血に至ります。さらに症状が進むと黄疸が現れて、意識がなくなります。

 

 

治療

代償性のものは慢性肝炎と同じように治療をします。非代償性の場合は酒類は完全に絶ちます。
食欲がない時や体調不良が続くときは横になります。腹水がたまった時も同様の措置を取ります。
症状が経過したときは日常生活に戻ってもいいですが、スポーツは禁止したほうがいいでしょう。

 

 

食事療法は高たんぱくで消化しやすいものを中心に摂取するようにします。
資質は制限しなくてもいいですが、精神症状が現れている場合はタンパク質の制限を行うこともあります。果物や野菜を豊富にとることも大切です。

 

 

ブドウ糖液の点滴注射やステロイド薬の注射を行います。これらの治療は症状が軽かったりなかったりするときに行うことが大切です。症状が現れてからでは遅いです。

 

 

急性肝炎と併存する肝がんに関しては手術を行います。基本的には肝移植を考えますが、年齢や肝がんの広がりにより肝移植ができない場合は経皮的にアルコールを注入したり、ラジオ波で焼いたりします。
これらの治療は手術と比べると成績が悪いので、手術できるならばそちらを選んだほうがいいでしょう。

胆嚢炎と胆石の症状と原因は?痛みや胃痛は食事療法で治る?

一般的には胆嚢炎と胆石症は並列で起こる病気と考えられています。胆嚢炎があれば胆石はできやすくなりますし、胆石があれば胆嚢炎になりやすくなります。

 

 

そもそも胆石というのは非常に軽くて小さな石です。一見とても固そうに見えますが、実際にはややもろく割れやすいです。堪能や胆道の通りが悪くなり、内容物がたまりがちになるとそれが胆石化します。
年齢は30代~40代、デスクワークする人、食事時間が不規則な人などは胆石ができやすいといわれています。

 

 

胆石ができると堪能が炎症を起こしやすくなります。重度の時には堪能が腐り、破れることもあります。
また、胆嚢の中の胆石が胆管に移動すると、胆管がつまり黄疸などの症状が現れることがあります。
症状がさらに進むと肝臓に膿瘍ができたり、膵炎になったりします。

 

 

胆石があって胆嚢炎がある状態を胆石症、胆石がなくて炎症がある状態を無胆石症といいます。
胆石があっても症状が出ていない状態が続くことがあり、このような状態の胆石を「沈黙の石」といいます。

 

 

症状

胆嚢炎・胆石症の一番特徴的な症状は疝痛です。疝痛とは突然襲ってくる腹部の痛みのことです。
多くは右肩や右の背中に痛みが放散します。痛みが続く時間は軽い場合は5分~10分程度ですが、
ひどい時には数時間、さらには数日続くこともあります。40度近い高熱が出て、寒気を感じます。

痛みが起こってから黄疸が起こることもあります。胆石が胆管をふさいでしまうためです。
黄疸は場合によって強くなったり弱くなったりします。症状が進むと堪能が膨れ、破れ、痛みが激しくなります。

 

 

診断

胆嚢結石は胆嚢部の腹部超音波検査によって簡単に診断できます。
また、最近はX線検査でも胆石がわかるようになってきています。口からゴム管を飲んで短銃を吸出し、その成分から胆石の有無を調べるという方法もあります。

 

 

治療

痛みがあるときは安静にして横になります。痛みがひどい時には痛み止めの注射を打つこともあります。
痛みは基本的に体の右半分に現れるので、症状に応じて上腹部の広い範囲に冷湿布を張ります。

 

 

また、痛みが激しい最中は基本的に食事をとらず、水分だけを補給します。
痛みが治まったら日常生活は再開できますが、数週間の間は激しい運動をしないようにしましょう。
食事は油っこいものは避けて、便通をよくするように心がけましょう。

 

 

痛みがいったん収まっても胆石は体内にとどまったままなので、発作を起こすことがあります。
石を溶かす薬はまだはっきりと効果のあるものが確認されておらず、症状が重い時は基本的に手術を行います。

炎症が相当強い時や、黄疸があるとき、胆嚢が敗れたときなどは手術で治療します。

コンセントで感電したらどうすればいい?

あまり知られていませんが、感電リスクは我々がもっと注意しなければならないものの一つです。
感電とはさまざまなことが原因で電流が体に流れ、傷害を受けたり死亡したりする事象のことです。

 

 

感電は、人体の外部から電圧がかかり、体の中に障害を与えることによっておこります。
感電のリスクは電流に比例しますが、電流と電圧も比例するので高い電圧に触れるほどリスクが上がるという考え方も間違いではありません。ただし、同じ電圧でも体内に流れる電流が同じとは限りません。

 

 

体がぬれているときなどは抵抗値が弱まり、体の中に流れる電流は大きくなるからです。
一般的に皮膚が乾燥しているときの抵抗値は約4000オーム、湿っているときは2000オーム程度といわれています。

 

 

50mAの体に電流が人体に流れた場合、致死の恐れがあります。

 

 

感電のリスクはもう一つ、通電時間にも影響されます。
通電時間は当然、長ければ長いほど危険となります。
10mA~20mA程度の電流が流れると筋肉が痙攣して自分の意志で電路から手を離せなくなることがあるため、通電時間が長くなりリスクが高まります。

 

 

感電が起きたら

感電した時、電流を流しっぱなしにすると救助者も感電してしまいます。
そのため、誰かが感電した時にはまず電源を切ってしまいましょう。
電気製品の感電が原因の場合はスイッチを切るか、コンセントを抜くか、あるいはブレーカーを切ってしまいましょう。

 

 

電路から手を離さなくなってしまった場合は、ゴム手袋とゴム製の靴で体を保護し、
電気を通さない竹や木の棒で負傷者から電路を引き離してください。

 

 

負傷者を電路や電気製品から切り離すことができたら、意識や呼吸、脈を確かめてください。
感電による即その原因は神経や心臓の働きが障害されることによるものなので、
負傷者の意識がない場合は直ちに救急車を呼ぶとともに、心肺蘇生を行いましょう。

 

 

以上は主に電化製品による感電の場合です。もう一つ気を付けたいのが雷です。
雷は電化製品とは比べ物にならないくらい大きな電気エネルギーを持っています。
毎年落雷では20人余りが死亡しており、身近な危険の一つといえます。
落雷では約10%が死亡しており、そのほとんどが即死なので、落雷を避けることが大切です。

 

 

雷が鳴り始めたら、たとえその時点では遠くに感じられたとしてもすぐに避難しましょう。
広くて周りに何もない場所(田畑、グラウンドなど)は特に危険なので、すぐに近くの建物に入りましょう。もし周りに避難できる建物がないという場合は、姿勢を低くして窪地などの低地に移動しましょう。

 

 

移動するときは背を低くして、金属製品やアンテナ月電気製品などは手放してください。
高い木や電柱、避雷針などは落雷しやすいので避けましょう。

 

 

建物の中でも油断はできません。雷は蛇口や電気器具などから伝わってくることもあるからです。
壁や柱などから十分距離をとり、調理や洗濯はやめましょう。

 

 

逆に安全といえるのは車やバスの中などです。こうしたものに乗っている場合は、安全が確保できるまで降りないほうがいいでしょう。

地震が発生した時に身を守る方法

東日本大震災、阪神淡路大震災の例を出すまでもなく、地震はある日突然にやってきます。
また、地震の発生源や規模によっては津波が沿岸部に押し寄せてくることもあります。
地震と津波は住居のみならず時には命さえ奪っていく凶悪な自然災害ですが、日ごろから備えておくことによりある程度被害を減らすことができます。では、具体的にはどんなことに気を付けておけばいいのでしょうか。

 

 

まず、地震が発生したら倒れてくるものから身を守るようにしましょう。
大きな揺れが始まってしまうと安全を保つことは困難なので、初期微動の間になるべく安全なところに移動しましょう。

 

 

家屋の耐震性が低いと、家屋の倒壊によるけが、あるいは圧死の危険性があります。
平時に耐震診断を行い、場合によっては必要な耐震補強を行うことも大切です。
たとえ建物が無事でもなかにおいてある家具が倒れてそれに潰されてしまっては意味がないので、
大きな家具はあらかじめ固定しておくなどの対策も必要になります。

 

 

地震の時に最も危険なのは1階です。そのため、2階にいる人は慌てて1階に降りてはいけません。
家屋はつぶれたものの2階にいたために助かったというケースもままあります。
ただし、1階にいる場合は無理に2階に上がろうとしてはいけません。転倒の可能性があります。
また、慌てて外に飛び出すのも危険です。ガラス片などの落下物の危険性があるからです。
たとえ1階にいて1階部分がつぶされても助かる可能性はあります。

 

 

以上は屋内にいる場合のケースです。屋外にいる場合は建物に潰される恐れはありませんが、看板などの落下物から頭を守ることが大切です。
手に持っているカバンなどで頭を保護し、大きな街路樹の下などに一時的に非難しましょう。

 

 

自動車を運転していた場合はブレーキをゆっくり踏んで道路の左側に車を寄せて、静かに停車しましょう。
慌ててハンドルを切るのは非常に危険です。
電車に乗っていた場合は係員の指示に従って行動してください。

 

 

さて、揺れが止まったら次に行うべきは火の元の確認です。
昔は「ぐらっときたら火を消して」、すなわち揺れ始めたらすぐに火を消すのが正しいこととされていましたが、今はその理論は否定されています。揺れが来たらまずは身の安全を図り、揺れが収まってから確認しましょう。念のためにキッチンには消火器を置いておきましょう。

 

 

揺れが収まり、火の元も安全であることが確認できたら家族の安否確認を行いましょう。
災害掲示板を利用するのが最もいいでしょう。平時から事前に家族内で決まり事を作っておくと、いざという時の安否確認がスムーズに行えます。

 

 

続いて避難経路の確認を行いましょう。揺れでドアがゆがんで外に出れない際は、
窓ガラスを固いもので割って開けるなどの工夫も必要になります。
割れたガラスを踏んで負傷すると危険なので、厚手のスリッパ、スニーカーなどをはいてください。

 

 

あとは家の周りをチェックしましょう。自宅が大丈夫でもほかの住宅がつぶれていたり、火災が発生したりすることがあります。

 

 

なお、津波の恐れがある沿岸地域ではこれらのことをすべてやっていると危険です。たとえ揺れが小さくでも、やってくる津波が小さいとは限りません。
津波は場合によっては地震発生から数分で襲ってくることがあります。揺れが収まったらただちに近所の安全な高台に移動し、しばらく様子を見ましょう。

 

 

なお、家が無事で周辺に火災の心配がなければ慌てて非難する必要はありません。
とりあえず安全性が確保されている場合は自宅にとどまり、テレビやラジオ、インターネットなどで情報収集をしたほうがよいでしょう。

災害

被虐待児症候群とは?

被虐待児症候群とは、虐待が原因で起こる子供の身体的・精神的症状の総称です。
虐待が継続的・日常的なものになると、子供は通常、それに抵抗する意欲を失っていきます。
特に3歳以下の子供はその傾向が強く、虐待から隔離された後も接し方が難しいといわれています。

 

 

虐待とは

虐待には大きく分けて身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクトがあります。
身体的虐待は我々が最初に想像しやすい虐待、いわゆる殴ったりけったりすることです。
性的虐待は、子供にわいせつな行為を行ったり、あるいはそれを強要したりすることです。
心理的虐待は暴言などによって子供の尊厳を傷つけることです。
ネグレクトは食事を作らない、選択をしない、医者に連れていかないなど、必要なことを放棄することです。

 

 

被虐待児症候群の症状

被虐待児症候群の原因の中で最も目につきやすいのは、たとえばあざやこぶなどの身体的外傷です。
また、栄養が取れないため他の子供と比べて成長が遅かったり、不衛生で病気になったりすることがあります。

 

 

こうした状況が長く続くと、最悪の場合子供の命にもかかわる結果が訪れることもあります。

 

 

また、心の問題が発生することもあります。虐待を受けている子供は自己肯定感が育ちにくく、
常に人の目を気にして行動したり、自分に自信が持てずに堂々とふるまえなかったりします。
場合によってはリストカットなどの自傷行為を繰り返したり、気分障害を起こしたりします。

 

 

また、一般的に虐待を受けて育った子供が大人になり子供を作ると、
その子に虐待をするという統計もあります。いわば虐待の負の連鎖です。
実母に愛情を受けずに育った復讐を、全く関係のない自分の子にしてしまうわけです。
この症状を「白雪姫コンプレックス」ということがあります。

 

 

原因

保護者が親に対して何らかの虐待をすることによっておこります。
なぜ虐待が発生するかについてははっきりとこれが原因ということはできず、様々な因子が複雑に絡み合って起きるとしか言えません。

 

 

家庭内の人間関係の悪化、望まない子供だった、子供に何らかの病気や障害があって育てたくないと保護者がが感じている、保護者が社会的に孤立しており支援を受けられない状態にある、保護者に精神疾患がある、などはどれも原因になりえます。一方で、こうした因子を抱えている人がすべて虐待をするわけではありません。

 

 

治療

まずは子供を保護者から隔離させ、安全な状態にして心と体のサポートを行います。
被虐待児は虐待から保護された後も心を開かず、自ら助かろうとしないケースも多いのですが、
看護婦が粘り強く話しかけることによって心を開いてくれることがほとんどです。

 

 

自分が虐待していることに気が付いたり、虐待が身の回りで起きていることに気が付いた場合は、相談機関に連絡してください。

 

 

子供の虐待防止センター
電話番号:03-5300-2990
受付日:月曜から土曜(日曜祝日は休み)
受付時間:10:00~ 17:00(土曜日のみ15:00)

腎細胞がんの症状と転移は?

腎臓にできる腫瘍の中でも、尿のもとになる原尿が流れてくる尿細管の皮質から発生するがんです。
腎臓にできる腫瘍のほとんどは腎細胞がんです。

 

 

腎臓は肝臓と並び沈黙の臓器といわれており、障害されてもなかなか症状が出ません。
それは腎細胞がんの場合も同様であり、相当病状が進行しない限りは症状が出ません。

 

 
そのため、症状が出た時にはすでに手遅れ、ということも十分にあり得ます。
一方で、まだ癌が小さい状態の時に健康診断を受けたことで腎細胞がんが発覚、早期治療により事なきを得た人も少なくありません。腎細胞がんを防ぐ一番のコツはやはり健康診断にあるといえます。
腎細胞がんは左右の腎臓どちらにも同じ頻度で発生します。年齢的には50歳~70歳ぐらいの人がかかりやすく、
患者の男女比は3:1です。

 

 

原因

腎細胞がんの発生には遺伝的な要素があると考えられています。
人間の体内にはがん抑制遺伝子(がん遺伝子の逆で、がんを抑制する機能がある)があり、
それが何らかのきっかけで壊されたり、すっぽりなくなったりすることが腎細胞がんのきっかけになると考えられています。

 

 

また、長期にわたって透析を受けている人によく見られる後天性嚢胞性腎疾患があると、血液中の尿毒物質が原因で腎細胞がんを発生する確率が高くなることがわかっています。
そのほか、肥満症、高血圧症、心筋梗塞、アスベスト、喫煙、炭化水素の曝露なども危険因子と考えられています。

 

 

症状

多くの場合、症状は相当病状が悪化するまで出てきません。
それでも時には背中や腰の痛み、発熱、脇腹のしこり、血尿、食欲不振などが出ることもあります。
血尿は無症候性肉眼的血尿(目に見える血尿以外は特に症状がない)のが一般的です。

 

 

治療

腎細胞がんには通常の化学療法は効果がありません。また、放射線治療もまず行われません。
基本的には手術で治療を行います。以前は腫瘍ができたらその腎臓を周辺の脂肪組織とともに摘出するのが一般的でしたが、最近は技術革新によって腫瘍部分だけを小さく切除することが可能になっています。

 

 

腫瘍がない方の腎臓の働きに問題がある場合や、腎臓の両方に腫瘍がある場合に有効です。
ただし、この方法は再発のリスクもあるため、手術後には定期的な検査が必要になります。

 

 

腫瘍のある法の腎臓がなくなっても、もう片方の腎臓が通常通りに働いてくれる限り生活に支障は出ません。
ただし、体内の体液を外に出すためのチューブを一時的に入れておく必要があります。

 

 

手術の方法は開腹手術が一般的でしたが、最近は内視鏡下で腎臓を摘出することも多いです。

 

 

一部のがんには治療薬が有効なこともあります。最近は生物活性化を阻害するスニチニブなどの薬が用いられることがあります。

がん

安楽死と尊厳死の違いは?法律のサポート体制は?

近年、安楽死に関する議論が高まりを見せています。
長年苛烈な症状に苦しんでるとはいえ、自ら死を選ぶことは非人道的だとする意見がある一方で、苦しんでいる人を無理やり生かすことの方が非人道的だとする意見もあります。
簡単に結論が出るような議論でもありませんが、そもそも安楽死・尊厳死とは何でしょうか。

 

 

安楽死とは、一般的に歯肉体的な苦痛を伴う病を抱えている病気の人を安楽に死なせることです。

 

 

安楽死には積極的安楽死消極的安楽死があります。
積極的安楽死とは、患者が死を望んでいる際に、患者の自殺をほう助することによる死です。
これに対して消極的安楽死とは、患者に対して治療をしない、もしくは治療を終了することによって結果的に訪れる死のことです。

 

 

現在、日本では積極的安楽死は認められていません。
過去には東海大学の病院で積極的安楽死が行われたこともありましたが、
被告人は有罪(懲役2年、執行猶予2年)となりました。

 

 

また、この裁判では医師による積極的安楽死が許容されるための4条件(患者は死が避けられず、それが迫っていることなど)が挙げられました。

 

 

積極的安楽死は日本以外の諸外国でもほとんど認められていませんが、
中には認められている国もあります。代表的なのはオランダで、2001年に安楽死法が可決しています。そのほか、ベルギー、スイス、アメリカの一部の州などでも積極的安楽死が認められています。

 

 

一方で消極的安楽死は日本において殺人罪・殺人ほう助罪・承諾殺人罪にはなりません。
終末期の患者は延命可能性がほぼないことが多いため、消極的安楽死は日本のみなならず広く認められています。

 

 

さて、安楽死と似たものに尊厳死があります。
安楽死は「安楽に死なせること、安楽に死ぬこと」です。
それに対して尊厳死は「人間が人間らしい尊厳を保ったまま死ぬこと」です。
人間にはいきたいという欲がある反面、最後まで人間らしさを保っていたいと意欲もあります。

 

 

この欲のうち後者に重点を置いた人たちの考えから生まれた概念が尊厳死です。
近年は医療も高度化しており、以前なら死んでしまうような病気でも生きられる人が増えました。
それ自体は喜ばしいことなのですが、反面過剰医療によって生命維持装置で多大化されるだけの人も増えました。こうした人たちに本当に尊厳はあるのか。難しい問題ですが、半ば植物のように生きながらえるくらいならば尊厳ある死を迎えたいという人が一定数居るのは確かです。

 

 

現在、日本では死期が迫ったときに備えてリビングウィル(「尊厳死の権利を主張して、延命治療の打ち切りを希望する」といったような意思表示のこと)を用意する人が増えています。
オランダでは尊厳死が法的に認められており、患者が何度も医師や家族と意思を確認しあい、主治医が賛成している場合は安楽死することが許されます。この場合、医師が罪に問われることはありません。

 

 

一方で、尊厳死や安楽死といった考えが生存権を侵害するという考え方の人もいます。反対派の主張は尊厳死の名のもとに殺人や自殺ほう助が一般化する可能性があるというものです。

 

 

難しい問題ですが、個人的に歯選択肢が増えるのは悪いことではないと考えています。
皆さんはどう思いますか?

終生

肝機能数値を改善するには?

肝臓は沈黙の臓器という呼び名の通り、何らかの異常があってもなかなか症状が出ない器官です。そのため、気が付いた時には特に手遅れということになりがちです。
しかし、幸い近年は検査技術の発展により、肝臓の病気を初期段階で見つけることは難しくなくなりました。1年に1度の健康診断で異常を指摘された場合は、すぐに改善に取り組みましょう。

 

 

GOT(AST)とGPT

GOTはグルタメート・オキサロアセテート・トランスアミナーゼの略で、最近はAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの略)も使われています。GPTはグルタメート・ピルベート・トランスアミナーゼの略で、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)も使用されています。

 

 

どちらも肝細胞に多く含まれる酵素の一種です。
肝細胞が傷害されると血中に出てくるため、肝炎にかかると数値が増加します。

 

 

GOTの正常値は10~40/L、GPTの正常値は5~40/Lです。
GOTが赤いときはウイルス性肝炎、肝臓がん、アルコール性肝炎、脂肪肝などの疑いがあります。GPTが高いときは肝硬変、肝臓がん、アルコール性肝炎などの疑いがあります。

 

 

γ-GDP

ガンマ-グルタミル・トランスペプチダーゼの略で、肝・腎・膵(すい)臓などに存在する酵素です。たんぱく質を分解・合成する働きを働きをしています。
他の酵素と比べると反応が早いため、肝臓の病気の初期段階ではγ-GTPのみが異常値を示すこともままあります。

 

 

一般的にお酒を飲む人、特に毎日飲む人はγ-GTPが高くなりがちです。
検査に引っかかった場合は数日間禁酒をしてからもう一度検査をします。
それでも数値が高い場合は肝臓やすい臓が傷害されている可能性が大です。

 

 

正常値は男性が~50/L、女性が30/Lです。

 

 

数値が高い場合はアルコール性肝障害、薬物性肝障害、脂肪肝、胆管がんなどの可能性があります。

 

 

総ビリルビン

赤血球のヘモグロビンは代謝により脂溶性の間接(非抱合型)ビリルビンとなり、さらに肝臓で水溶性の直接(抱合型)ビリルビンになります。
この二つのビリルビンを合わせて総ビリルビンと呼びます。
ビリルビンは血中に含まれている黄色い色素です。そのため、横断になると総ビリルビンは増えます。

 

 

正常値は0.2~1.2mg/dlです。

 

 

結成総蛋白・アルブミンたんぱく分画

血液中のたんぱく質の大半はアルブミンとグロブリンが占めています。
アルブミンは肝臓で作られます。
グロブリンには肝臓で作られるものとリンパ球や形質細胞で作られるものがあります。

 

 

総蛋白の正常値は6.5~8.2g/dl、アルブミンの正常値は3.9~4.9g/dlです。