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子どもの頭部外傷の症状は?嘔吐があるときはどうする?


頭部外傷とは頭部に何らかの外傷が加わって神経系、筋肉が損傷した状態のことを言います。
末梢神経や筋肉のように直接障害されることもありますが、中枢神経系は頭がい骨や背骨の損傷で、間接的に強く障害されるという特徴があります。

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歩行者の交通死亡事故の原因の7割が頭部外傷といわれています。
また、頭部外傷死亡の7割が交通事故とも言われています。
つまり、交通事故に気をつけることによって、頭部外傷でなくなる可能性を大幅に減らすことが出来ます。

 

 

頭部外傷で一番最初に気をつけるべき点は、意識障害があるかどうかです。
直後から意識消失がずっと続く場合と、いったん回復してから再び意識を失う場合があります。
意識消失時間が短いときは本人はそのことについて覚えていないことが多いので、
周囲のものが見たほうが正確です。

 

 

高齢者の場合はたとえ事故直後には異変がなくても、
その数週間から数か月後に認知症の症状が現れることがあります。
この場合は検査をしてみると、頭蓋内で徐々に出血していることが多いです。
これを慢性硬膜外血腫(けっしゅ)」といいます。血腫を取り除けば認知症が改善する可能性があります。

 

 

頭部外傷の治療

意識障害がある場合は、嘔吐しないように頭と体を横に向け、窒息を防ぎましょう。

ただし、すでに嘔吐がある場合は吐かせたほうがよいです。
頭部の出血については強く圧迫すれば止められますが、
その後の治療については素人は手を出さず専門家に任せた方がいいでしょう。

 

 

開放性骨折の場合は感染防止のため抗生物質を投与して、緊急手術を行います。

 

 

診断においてはまずは外傷を受けた時の状況について医師が把握する必要があります。
本人に意識障害があり証言が難しい場合は目撃者や近親者が代わりに話します。
その後は頭蓋骨のX線検査、頭部超音波検査、脳波検査などを必要に応じて行います。

 

 

後遺症について

頭部外傷を受けた後に起こる障害をまとめて頭部障害後遺症といいます。
頭部障害後遺症の種類は非常に多岐にわたっていますが、
大きく分けて脳の損傷による障害であることがはっきりしている(言語障害、視力生涯、聴覚障害、外傷性てんかんなど)と、
客観的には分からないもの(頭痛、めまい、耳鳴り、情緒不安定、集中力低下など)があります。
後者を不定愁訴といいます。

 

 

前者の障害についてはリハビリテーションを行って機能を回復・維持します。
外傷性てんかんがある場合は薬物療法も有効です。

 

 

不定愁訴がある場合は専門医がよく聞き取りを行い、必要に応じて治療を行います。

 

 

脳震盪と脳挫傷

ボクサーや力士が、頭に強烈な攻撃を受けて意識を失うことがあります。あの状態を脳震盪といいます。

 

 

脳震盪は一瞬意識を失うもののすぐに回復し、後遺症も残りません。
これに対して脳挫傷では意識を取り戻した後も障害が残ります。
主な障害はけいれん、感覚障害、言語障害、排尿障害、精神疾患などです。

 

 

脳挫傷が起きた場合は脳外科的な処置が必要です。


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2015年1月10日 コメントは受け付けていません。 頭部の病気