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口蓋裂とはどんな病気でいつわかるものなの?


口蓋裂とは、文字通り口外が裂けている病気のことです。口蓋とは俗にいう「上顎」のことで、前方は骨のある硬い「硬口蓋」、後方は動きのある「軟口蓋」になっています。軟口蓋の最後の部分を「口蓋垂」といい、これらの部分が裂けている病気をまとめて口蓋裂といいます。

 

 

原因

詳しい原因はわかっていません。発生の原因としては遺伝子、妊娠中の喫煙、ストレス、服用していた薬などが上げられますが、一つの要因に特定できないことがほとんどあり、その多くは原因不明といえます。発生率は大体500人~600人に一人ぐらいです。

 

 

症状

口蓋裂があるため、口の中と鼻の中が接続し、食べたものが鼻の方に流れたり、しゃべるときに空気が鼻のほうに漏れるといった症状が出ることがあります。乳幼児期の哺乳は可能なこともありますが、うまく飲めないこともあります。空気が鼻のほうに漏れてしまい、発音がおかしくなることを構音障害といいます。構音障害はおおむね1歳6か月ごろから発生します。

 

 

また、口蓋裂は見た目にもかかわってくる問題です。審美的な問題だけでなく役割的な問題もあるため、早急な治療が望まれます。歯茎同士がきれいにつながっていなかったり、その部分にもともと歯がなかったりすることもあります。前歯の本数が足らなかったり、歯の形が小さかったりする場合は、専門的な治療が必要になります。

 

治療

治療の方法は一つではなく、いくつかに分けられています。口蓋を閉じるための口蓋形成術については、乳児期に口蓋閉鎖手術を行うこともあれば、幼児期になってから行うこともあります。あるいは、2回に分けて硬口蓋と軟口蓋を別々に閉鎖するというやり方もあります。手術方法も粘膜弁法、粘膜骨膜弁法などくつかの種類があります。

 

 

口蓋裂の裂け目の位置などは人によってまちまちなので、それぞれの症状に応じて治療計画を立てる必要があります。手術は一般的に全身麻酔下の元行います。

 

 

手術的に閉じる方法のほかに、硬口蓋では口蓋床などを使ってふさぐ方法がありますが、軟口蓋は口蓋床で動きを獲得することができないため効果的な治療はできません。一方で手術的な方法では将来上顎の部分の発達に影響があるため、あまり早期の治療は行うべきではないという意見もあります。多くの施設では1歳3か月~2歳前後をめどに治療を開始する施設が多いようです。

 

 

構音の治療効果は3歳~4歳ぐらいから評価するようになります。効果が十分でない場合は、再手術や咽頭弁形成術を行うこともあります。


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2015年12月22日 コメントは受け付けていません。 頭部の病気