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薬の過敏反応と催奇形性について


薬をと要した時にどの程度効果や副作用が現れるかは人によってまちまちです。薬に対する反応が敏感な人は少量の薬を使用しただけでも如実に効果や副作用が現れます。鈍感な人はそれと同じ量の使用では効果や副作用が現れません。医師はこうした個々人の薬に対する反応の強さも考慮したうえで、薬を処方しています。

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薬物過敏症とは

世の中には、特定の薬に対して非常に過敏な反応を示す人がいます。普通の体質の人にとってはごく少量と思われる量を投与しただけで、強い副作用が現れることがあります。こうした症状を「薬物過敏症」といいます。

 

ペニシリンや麻酔薬によるショック、解熱剤や抗生物質による薬疹などが代表的な例です。ほとんどの場合は一過性のものそれほど心配ないですが、場合によっては命に危険が及ぶこともあるので、軽んじてはいけません。最近は特に抗がん剤を使用したことによる薬物過敏症が問題となっています。

 

薬物過敏症が現れた場合は、必ずその前に服用した薬の名前を確かめておきましょう。症状がそこまでひどくない場合は次に医師にかかるときに相談してもいいですが、症状が苛烈な場合はすぐに医師に相談しましょう。

 

また、以前使って何ともなかった薬でも薬物過敏症が現れる可能性はあります。確率は高くないですが、薬を使うということは薬物過敏症になるかもしれないということと同じであることを理解しておきましょう。

 

皮膚や胃などの反応がわかりやすく現れる場合はともかく、肝臓などの症状はなかなか本人自身も気が付きにくいことがあります。薬を服用してから何か変わったことがあった場合は、どんな些細なことでも構わないので医師に相談するようにしましょう。

 

催奇形性

薬の中には、妊娠時に使用すると奇形児が生まれるリスクが高くなるものがあります。こうした薬の性質を催奇形性といいます。薬ではありませんが、放射線にも催奇形性があります。

 

ヨーロッパでは1958年にサリドマイドという催眠薬が発売されました。サリドマイドは催眠薬としては非常に優秀であり、動物実験では致死量が決定できないくらい毒性も低かったたため発売から短期間で広がったのですが、その後サリドマイドを使用した妊婦から四肢が異常に小さい「アザラシ肢症」と呼ばれる奇形児が生まれて来たという報告が相次いで行われたため、1962年に発売中止となりました。

 

このような薬の性質を催奇形性といいます(その後サリドマイドはハンセン病や腫瘍の治療に有効であることがわかり、アメリカなどでは認可されています。日本でも自由診療になりますが、サリドマイドを使って治療を受けることは可能です)。

 

現在は薬の発売許可が以前よりもずっと慎重に行われているため、通常はそこまで心配する必要はありません。しかし、市販されている薬やニコチン、アルコールなどにも催奇形性はあるため、それらを服用する際には医師に相談したほうがいいでしょう。


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2016年3月26日 コメントは受け付けていません。 薬について