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薬の依存性について


薬は上手に使えばとても有用なものですが、一方で使い方には気を付けなければいけないものでもあります。使い方を間違ってしまうと、副作用が現れたり、やめられなくなったりすることがあります。

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薬がやめられなくなることを依存といいます。薬を使用しているうちに、最初の量では効果が見られなくなり、徐々に増やしていってしまうことがあります。こうした人が急に薬を絶とうとすると、精神や身体に症状が現れることがあります。このような症状を離脱症状といいます。

 

依存しやすさを依存性といいます。薬の中でも特に離脱症状が現れやすい(依存性が強い)のが向精神薬です。向精神薬を長期間服用していると、薬の成分が定期的に体に入ってきます。そのことをわかっている体は、薬が入ってくる前提で体調の調整を行うようになります。そのようなサイクルが構築されているときにいきなり薬を絶つと、入ってくると思っていた薬が入ってこなかったことに体が対応できなくなり、体のバランスが乱れてしまうのです。

 

とはいえ、離脱症状の強さは人によってまちまちです。いきなり薬を絶ってもまるで離脱症状が出ない人もいますが、生活が成り立たなくなるほどの離脱症状に悩まされる人もいます。とはいってもそういった極端な人はあまり多くはなく、ほとんどの人は我慢できる範囲内の離脱症状と向き合っていくことになります。

 

離脱症状を抑えるコツとして、いきなり断薬するのではなく、徐々に減薬していくことが挙げられます。いきなり薬が全く体内に入ってこなくなると体は対応できませんが、ちょっといつもより薬の量が少ないくらいなら体は対処することが可能です。たとえばある薬を1日100mg服用していた場合は、1日75mg、1日50mg、1日25mg、1日12.5mg、そして頓服へと減らしていくなどすれば、それほど激しい離脱症状に悩まされることなく、薬を絶つことができるでしょう。

 

そんなまだるっこしいことはしていられない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、断薬を進めていく上で焦りは失敗です。大変なことを一気に進めようとすると失敗します。時間をかけても構わないので、徐々に減らしていくことが大切です。減薬して体調が悪くなった場合は、無理せずに一時的に量をもとに戻してもいいでしょう。全体として減薬する流れができれば、一時的に服用量が戻っても問題ありません。

 

また、断薬は必ず医師と相談して行いましょう。ネットなどには自力で断薬に成功した体験談が掲載されていることがありますが、それは数少ない極端な成功例です。


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2016年3月22日 コメントは受け付けていません。 薬について