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安楽死と尊厳死の違いは?法律のサポート体制は?


近年、安楽死に関する議論が高まりを見せています。
長年苛烈な症状に苦しんでるとはいえ、自ら死を選ぶことは非人道的だとする意見がある一方で、苦しんでいる人を無理やり生かすことの方が非人道的だとする意見もあります。
簡単に結論が出るような議論でもありませんが、そもそも安楽死・尊厳死とは何でしょうか。

 

 

安楽死とは、一般的に歯肉体的な苦痛を伴う病を抱えている病気の人を安楽に死なせることです。

 

 

安楽死には積極的安楽死消極的安楽死があります。
積極的安楽死とは、患者が死を望んでいる際に、患者の自殺をほう助することによる死です。
これに対して消極的安楽死とは、患者に対して治療をしない、もしくは治療を終了することによって結果的に訪れる死のことです。

 

 

現在、日本では積極的安楽死は認められていません。
過去には東海大学の病院で積極的安楽死が行われたこともありましたが、
被告人は有罪(懲役2年、執行猶予2年)となりました。

 

 

また、この裁判では医師による積極的安楽死が許容されるための4条件(患者は死が避けられず、それが迫っていることなど)が挙げられました。

 

 

積極的安楽死は日本以外の諸外国でもほとんど認められていませんが、
中には認められている国もあります。代表的なのはオランダで、2001年に安楽死法が可決しています。そのほか、ベルギー、スイス、アメリカの一部の州などでも積極的安楽死が認められています。

 

 

一方で消極的安楽死は日本において殺人罪・殺人ほう助罪・承諾殺人罪にはなりません。
終末期の患者は延命可能性がほぼないことが多いため、消極的安楽死は日本のみなならず広く認められています。

 

 

さて、安楽死と似たものに尊厳死があります。
安楽死は「安楽に死なせること、安楽に死ぬこと」です。
それに対して尊厳死は「人間が人間らしい尊厳を保ったまま死ぬこと」です。
人間にはいきたいという欲がある反面、最後まで人間らしさを保っていたいと意欲もあります。

 

 

この欲のうち後者に重点を置いた人たちの考えから生まれた概念が尊厳死です。
近年は医療も高度化しており、以前なら死んでしまうような病気でも生きられる人が増えました。
それ自体は喜ばしいことなのですが、反面過剰医療によって生命維持装置で多大化されるだけの人も増えました。こうした人たちに本当に尊厳はあるのか。難しい問題ですが、半ば植物のように生きながらえるくらいならば尊厳ある死を迎えたいという人が一定数居るのは確かです。

 

 

現在、日本では死期が迫ったときに備えてリビングウィル(「尊厳死の権利を主張して、延命治療の打ち切りを希望する」といったような意思表示のこと)を用意する人が増えています。
オランダでは尊厳死が法的に認められており、患者が何度も医師や家族と意思を確認しあい、主治医が賛成している場合は安楽死することが許されます。この場合、医師が罪に問われることはありません。

 

 

一方で、尊厳死や安楽死といった考えが生存権を侵害するという考え方の人もいます。反対派の主張は尊厳死の名のもとに殺人や自殺ほう助が一般化する可能性があるというものです。

 

 

難しい問題ですが、個人的に歯選択肢が増えるのは悪いことではないと考えています。
皆さんはどう思いますか?


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2015年6月6日 コメントは受け付けていません。 終生