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在宅での看取介護ケアの方法


看取り介護とは、近い将来に死に至ることが確実な方に対して行う介護です。患者の身体的・精神的苦痛、苦悩をできるだけ緩和し、死に至るまでの期間充実した余生を送ってもらうことを目的にします。対象者の尊厳や意思を十分くみ取りながら、それでいて介護者に過度な負担がかからないような方法を家族や医師、介護士などが一緒に考えて(可能な場合は本人も)行きます。

 

 

誰もが納得できる最期を迎えるというのは難しいかもしれませんが、それでも少しでも理想に近づこうという気持ちと、現実と折り合いをつけられる胆力の両方が必要になります。

 

 

そもそも、1980年までは病院よりも家で亡くなる人のほうが多く、死は多くの人にとって日常のそばにあるものでした。しかし、その後国民皆保険制度の普及や医療制度・医療技術の革新などにより、日本人が最期を迎える場所は家ではなく病院になりました。その結果、死はまるで遠い世界で起きている非日常的な出来事になりました。

 

 

もちろん、国民皆保険制度の普及も、医療技術の発展も、長い間生きられるようになったことも、基本的には人類の英知の結果であり、とても喜ばしいことです。しかし、その副作用として我々は生命の尊厳、死を学ぶことができなくなってしまいました。今では家で亡くなる人は、全体の12%にとどまっています。

 

 

一方、最近は家で最後を迎えたいと望む人が増えてきているようです。少しずつですがそれを支援する枠組みも整いつつあります。現代は死に場所は病院や役所が用意してくれるものではなく、自分で用意するものです。もちろん、自分で考えた結果病院で死にたいと思うのならば、それも立派な選択の一つです。

 

 

理想的な死に方は元気なうちから決めておく必要があります。本を読む、インターネットを見る、人の話を聞く。どんな方法でも構いませんが、最終的には自分で決めます。

 

 

しかし、自分らしい死に方を見つけても、それを実行するための仲間がいなければどうしようもありません。家で死ぬことを望む場合、少なくとも家に往診してくれる医師や訪問看護士、ホームヘルパーなどを探しておく必要があります。亡くなったときは、家まできて死亡確認をしてもらえることを確認しておきましょう。

 

 

看取る側になった場合は、基本的な医療知識を身に着けておく必要があります。知識がなければ医師や訪問看護士が何を言っているのか理解できませんからね。わからないことがあったらその都度相談し、早めに疑問を解決するようにしましょう。


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2015年10月10日 コメントは受け付けていません。 終生