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正しい血圧の測り方と数値の見方


人間の血圧というのは常に一定なわけではなく、直前の行動や時間、環境、精神状態などに大きく左右されます。これらを統一しない状態で計測し、数値を比較してもあまり意味はありません。血圧はなるべく同じ環境で、同じ時間に図る必要があります。

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そもそも血圧ってなんだ?

血圧とは、血液を送り出す時の圧力です。人間の体内には常に血液が循環しており、血液は酸素や栄養分、あるいは二酸化炭素などを運びます。血液をコントロールしているのが心臓です。

 

心臓はポンプのように膨らんだり、縮んだりを繰り返しながら、血液を体の隅々まで送り込みます。心臓が縮んで血液を送り出す時の血圧を収縮期血圧(最高血圧)といいます。収縮した心臓が膨らんで元に戻った時の血圧を拡張期血圧(最低血圧)といいます。

 

血圧は一日の中で変化する

血圧は絶えず変化しています。1日というスパンで血圧の変動を見た場合、一般的に朝、起床する少し前から血圧は上がり始めます。その日の活動に備えるためです。目を覚ましてから少し経った時点で血圧は最高になり、その後はだんだん低くなっていきます。

 

また、こうした一日のサイクルとは別に、ある行動によって血圧が上がったり下がったりすることがあります。例えば、排便や排尿、食事、会話、運動、洗面など、何らかの行動をしているときは血圧は上がります。逆に、睡眠中やリラックスしているときは血圧は下がります。また、精神的に興奮していたり、ストレスを感じていたりすると血圧は上がります。寒さや暑さなどの環境も血圧に影響を与えます。

 

家庭血圧と外来血圧

家庭で測った血圧を家庭血圧、病院などで測った血圧を外来血圧といいます。以前は血圧は病院で測るものでしたが、最近は低価格で性能の良い血圧計が増えてきているため、家庭で血圧を測る人も増えてきています。家庭血圧が135/85を超えている、もしくは外来血圧が140/90を超えている場合は、高血圧ということになります。

 

外来血圧の基準が家庭血圧のそれと比べて数値が緩いのは、病院で血圧を測ると緊張で数値が高く出ることがあるためです。家庭では正常血圧なのに、病院では高血圧になるような高血圧を「白衣高血圧」と言います。白衣高血圧は、高血圧による合併症が見られないかぎりは特に問題視されません。多くの場合年1~2回程度、経過観察をすれば十分です。ただし、家庭と病院であまりにも血圧に差がある場合は、医師に相談してみたほうが良いでしょう。

 

仮面高血圧

白衣高血圧とは逆に、病院での血圧は正常値なのに、家庭での血圧が高い現象を「仮面高血圧」と言います。医師の前では仮面を被って高血圧ではないように見えることから、このような呼び名が付きました。仮面高血圧の原因は様々です。例えば病院で血圧を測る時間が比較的遅かったり、あるいは降圧剤を飲んだ直後だったりすると、病院では正常値なのに、家庭では高血圧、というようなことが起こりえます。仮面高血圧の疑いがある場合は、必ず医師に相談しましょう。

 

家庭血圧の測り方

家庭血圧を測る際には必ず血圧計を購入しなければなりません。血圧計にはカフ(腕帯)を上腕に巻くもの、手首に巻くもの、指にはめて計測するものなどがありますが、最も精度がいいのは上腕に巻くタイプのものです。

 

血圧を測る場合は、必ず時間帯を揃えましょう。起床直後と就寝直前、1日に2回測るのが最も良いでしょう。血圧を測る前にはトイレを済ませて、数分程度休憩してから測るようにします。朝の場合、食事や薬は計測直前には摂らないでください。晩の測定は食後・服薬後でも構いませんが、最後の食事・服薬から数時間程度のインターバルを置くようにしてください。それ以外の計測環境も整えて、毎日同じ環境の中で測るようにしてください。

 

カフを巻く位置は心臓と同じ高さにしてください。ここがずれると測定結果に影響を及ぼします。測定したら必ず記録を取り、診断時には主治医に見せるようにしましょう。

 

24時間血圧とは

血圧はある一瞬の数値を切り取るのが普通ですが、最近は1日の血圧を連続して測ることが出来るようになりました。このような用途に使う血圧計を携帯型自動血圧計(ABPM)と言います。ABPMは24時間装着したまま血圧を測定するもので、医師から借りることができます。

 

腕帯と測定装置、2つをつなぐチューブから構成されており、15分~1時間に1回程度の間隔で自動で血圧を測ります。測定回数が増えるので、より実際の数値に近い測定結果を得ることができます。また、一日の時間帯のうち、どこで血圧が高くなっているのか、白衣高血圧や仮面高血圧ではないかを調べることができます。

 

高血圧と診断されたら

医師の指示にしたがい、服薬をすすめるとともに生活習慣を改善していきましょう。高血圧の改善方法については、でもご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。


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2016年6月28日 コメントは受け付けていません。 生活習慣病