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パーキンソン病の症状と原因とは


パーキンソン病はイギリスの医師、ジェームス・パーキンソン氏が1817年に発見した病気です。
神経変性疾患の一つであり、日本では難病に指定されている危険な病気です。

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症状は寡動・安静時振戦・姿勢保持障害・前傾姿勢・小字症など。
当初はその症状から「振戦麻痺」と呼ばれていました。
当時はあまり評価されませんでしたが、1888年にフランスのジャン=マルタン・シャルコーによって再評価され、名称がパーキンソン病に変わりました。

 

 

本当の意味での麻痺が見られたわけではなく、また新鮮も必ずみられる症状ではなかったためです。

 

 

人間の大脳と脊髄をつなぐ中脳には左右に二つ、肉眼で黒く見える部分があります。これを黒質といいます。黒質ではドーパミンという成分が作られて、大脳の線条体に運ばれていきます。
線条体はドーパミンによって刺激されて、体を動かします。

 

 

黒質が何らかの原因で働かなくなると十分にドーパミンが分泌されなくなり、
線条体がうまく働かなくなります。そうなると以前は当たり前のようにできていた運動ができなくなってしまいます。この状態をパーキンソン病といいます。

 

 

黒質の働きを阻害する物質は一酸化炭素、エコノモ脳炎ウイルス、MPTPなどです。
エコノモ脳炎は1910年前後に世界的に流行した脳炎の一つです。
眠るようになることから、嗜眠性脳炎とも呼ばれた病気です。

 

 

この病気の恐ろしさはむしろ致死率の高さよりも回復後の症状にあります。
エコノモ脳炎ウイルスに阻害された患者の脳は正常に働くなり、
手足が震え、こわばり、時には歩行障害があらわれることもありました。

 

 

MPTPは合成ヘロインなどに含まれている成分の一種です。

 

 

原因

パーキンソン病がどのようなことが原因で引き起こされるかは、実はまだよくわかっていません。
少数は遺伝的に発病しますが、遺伝とは関係なく発症する人の方が多いと考えられています。

 

 

現在は国に難病に指定されています。

 

 

症状

パーキンソン病の3台症状は振戦、固縮、無動です。

 

 

振戦とは簡単に言えば震えのことです。
パーキンソン病で見られる震えは、安静にしていても出続けることが特徴です。
多くの震えと違い左右非対称に症状が現れるケースが大半を占めており、
たいていの場合は右手もしくは左手のどちらか片方から症状が始まります。

 

 

最初のうちは震えは時々症状が出るだけですが、病気が進行するにしたがってその頻度は和了り、
やがて症状が出ていなかった方の手、さらには足へと病気が広がっていきます。
手は人差し指から小指までがまっすぐ伸び、親指と向き合う形になります。

 

 

固縮とは関節の抵抗のことです。
医師が関節を曲げ伸ばしすると、強い抵抗を感じます。

 

 

無動とは読んで字のごとく動かないことです。振戦とは対照的に、じっとしています。
数十分以上もの間同じ姿勢で座り続けることもしばしばです。
瞬きの回数も優位に減り、歩行時に手を振ることもなくなります。

 

 

動作自体も緩慢になり、急いで立ち上がるなどの基本的な動作ができなくなります。
しかし筋力が弱っているわけではなく、握力計を持たせると性情な数字が出ます。

 

 

また、これらの症状とは別に姿勢反射障害というのがあります。
普通の人は立っている最中に体のバランスを崩すと、手を動かすなどしてバランスを取ろうとします。
しかし、パーキンソン病患者はそれが出来ず、バランスを崩すとそのまま倒れてしまいます。

 

 

そのほか自律神経障害、立ちくらみ、汗が出にくくなるなどの症状が現れます。
幻視が出ることもありますが、幻聴はめったに見られません。

 

 

症状の重さ

パーキンソン病は決まったパターンで進行していきます。
重症度を表す指針にはホーン・ヤールの重症度分類があります。

 

 

症状を1度から5度まで5段階に分類したものです。
症状が進むにつれて数字が大きくなり、5度の段階では寝たきり状態となります。

 

 

発症頻度

10代から80代まで幅広く見られる病気ですが、一般的には中年以降の発症が多いです。
日本における有病率は10万人に対して100人から150人程度です。
欧米では10万人に対して300人程度といわれています。

 

 

日本のパーキンソン病は現在増加傾向にあります。
理由は高齢化が進んでいること、医療の進歩によって診断率が向上したことなどです。

 

 

危険因子

一番の大きな危険因子は加齢です。
ほぼすべての研究で歳を重ねるほど有病率が高くなることが確認されています。
姓に関しては海外では男性が多いという報告が多数派ですが、日本では女性が多いという報告が多数派であるなど、意見がわかれています。

 

 

また、居住場所に関しては農村部の方が多いとする報告があります。

 

 

治療

パーキンソン病の治療は投薬と運動によって行われます。
まずは投薬について。パーキンソン病の治療のために使う薬を抗パーキンソン病といいます。

 

 

抗パーキンソン病は大きく分けて「L-ドパ」「ドパミンアゴニスト」「ドロキシドパ」「抗アセチルコリン」に分けられます。それぞれ強さや副作用が違います。

 

 

L-ドパはドパミンの原材料で、症状を広く改善する力がありますが、単独で使用しても効果が薄いため、
ドパ脱炭酸酵素阻害薬との合剤になっています。

 

 

ドパミンアゴニストは線条体のドパミン受容体を刺激することによって症状を改善するものです。
L-ドパと組み合わせることによって効果を示します。一方で胃腸に対する副作用が強いので、使用料は少量にとどまります。

 

 

ドロキシドパは起立性低血圧などに効果があります。

 

 

抗アセチルコリンは昔から使われている薬で、振戦や無動に対して高い効果を示しますが、精神症状や便秘、夜間頻尿などの副作用が強いため現在はあまり使われません。

 

 

また、患者の症状が進行すると運動が困難になっていきますが、
放っておくと筋力の低下や関節の拘縮をきたすことがあるため、
なるべく運動をすることが大切といわれています。

 

 

運動を行うことによって症状の進行が遅くなるとも言われています。


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