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性同一性障害とはどんな障害か


多くの場合において人間は、自分の性をそれほど抵抗なく受け入れています。男性の場合は無意識・意識的にかかわらず男性としてのふるまいをするようになりますし、女性は女性としてのふるまいをするようになります。時にはそれに嫌気がさすことがあるかもしれませんが、たいていの人間はそれを許容しています。

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しかし、ごく少数ながら自分の性をどうしても受け入れられない人もいます。こうした障害を「性同一性障害」と呼んでいます。自身の身体的な特徴に対して強い嫌悪感を抱いており、反対の性に対する同意感を持っているのが特徴です。

 

 

性同一性障害は、単なる個人の趣味、若しくは嗜好の問題などではないとされています。性に対するアイデンティティーは大体2歳半ごろまでに決定づけられ、その後変更することは極めて難しいとされています。なぜこうした現象が起こるのかはいまだによくわかっていませんが、胎児のころの脳の形成過程が関係していると考えられています。

 

 

発症頻度は欧米では男性が3万分の1、女性が10万分の1です。

 

 

症状

自身の性に対して、持続的かつ許容できないほどの強い不快感、否定的感情があります。それと同時に、自身とは反対の性に対して強い同一感を抱いています。たとえば、体が女性であるにもかかわらず心理的に男性であれば、学校の制服であるスカートをはきたがらずズボンをはきたがるとか、胸が膨らんでくるのが嫌で晒しで撒いて隠すなどの行動をとるようになります。

 

 

身体的性が男性である場合をMTF(Male to female)、女性である場合をFTM(Female to male)と表記します。一般にMTFが多く、FTMの3倍といわれています。

 

 

検査

検査は生物学的な性別と、心理的な性別を別々にチェックします。心理的な性別については、十分な経験を有する2人の精神科医が独自に判定を行い、二人の意見が一致することが求められています。二人の医師の間で意見が割れた場合は、3人目の精神科医の診断が必要になります。

 

 

治療

日本での治療は本精神神経学会のガイドライン(第3版)に沿って行われます。

 

 

内容は精神科領域の治療と、身体的治療に分類できます。まずは精神科領域の治療を行い、身体的治療を行うべきかどうか判断します。精神科領域の治療は精神科医のみならず、臨床心理士やカウンセラーなどがチームで行います。静の選択を行ってから1年以上生活を行い、問題がなければ性ホルモン治療を行って性展開手術を行います。


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