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尿検査における糖、PHなどの数値の見方と基準値


尿検査は非常に優れた検査手法です。誰でも簡単に採取することができるうえ、腎臓や膀胱のみならず、心臓、肝臓、ホルモンなど幅広い病気のチェックをすることができます。最近は多項目の検査ができる試験紙もあり、本格的な検査の前に行うスクリーニング検査として利用されています。

 

尿検査の検査項目にはpHや蛋白、糖、潜血等があります。また、尿中の細胞成分から、血尿、膀胱炎、腎障害、悪性腫瘍の有無などをチェックできます。

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尿検査の方法

尿検査は一般的に、時間経過による内容物の変化を避けるために、採取した直後の新鮮なものを使います。外部の影響をなるべく減らすため、食事や運動をした後の計測は避け、安静にします。清涼飲料水やお茶などは検査結果に影響を与える可能性があるので、検査前には水以外の水分を摂取しないようにします。

 

尿を採取する際には、出始めの尿とで終わりの尿を避けて、中間尿を採る必要があります。

 

尿量の目安について

人間の1日の尿量は体格やその日の水分摂取量にも左右されますが、平均値は大体1000mL~1500mL程度といわれています。医学的な正常値の範囲は下限が500mL、上限が2000mLです、尿量が2500mLを超える場合は尿量が多い、400mLを下回っている場合は尿量が少ないと判断されます。尿量が多くなる原因としては尿崩症や糖尿病、腎不全多尿器などが、尿量が少なくなる原因としては急性腎不全や脱水などが考えられます。

 

なお、高齢者は若い人と比べて尿量が少ないとされています。高齢者の腎臓は若い人のそれと比べて働きが低下しており、尿を作る機能が低下しているからです。高齢者の尿量の平均値は700mLから1200mL前後とされています。

 

排尿の回数について

一般的な成人の場合、一回当たりの尿量は200mLから400mLが平均的とされています。一般的に男性の方が女性よりも一回当たりの量は多いようです。1日の排尿回数は4回から8回程度が正常とされており、10回を超える日々が頻繁に続く場合は頻尿と診断されます。頻尿の原因は膀胱炎、前立腺炎、尿道炎、腎臓の病気などです。

 

尿糖とは

血液中にはぶどう糖が入っています。このぶどう糖は糸球体でろ過されて尿中に入りますが、その後尿細管で再吸収されるので、通常は排泄された尿中にぶどう糖が見られることはありません。しかし、血糖値が高くなる状態が続くと、ろ過されるぶどう糖の量が極端に増えて、尿細管で再吸収できる量を上回るので、尿糖が検出されるようになります。

 

糖尿病であっても、一時的に血糖のコントロールが良くなったり、あるいは病気そのものが軽症の場合は尿糖が陽性とならないことがあります。尿糖が陰性であっても、糖尿病ではないと断言することはできないのです。

尿糖の正常値は(-)です。

 

尿pHとは

尿pHとは、尿が酸性であるか、それともアルカリ性であるかを調べる検査です。理科の実験でやったことがある方も多いでしょう、リトマス試験紙を使って色が変化するかどうかを調べるあの検査を尿に適用したものと考えてください。

 

健康な人の尿pHは弱酸性で、大体数値は6.0程度です。ただし、健康な人でも常にこの数値が保たれるわけではなく、4.5~8.0程度の間で揺れ動くのが普通です。動物性食品をした場合は酸性(数値が低い側)に傾き、植物性食品を摂取した場合はアルカリ性(数値が高い側)に傾くのが普通です。また、睡眠中は肺の換気機能が低下し、二酸化炭素が体内にたまるため酸性になります。また、運動直後は乳酸の影響で酸性になります。

 

尿pHが酸性になる原因としては糖尿病や通風、発熱、脱水、下痢などが、アルカリ性になる原因としては嘔吐や尿路感染症などが上げられます。基準値は5.0~8.0です。

 

尿たんぱくとは

尿内から検出される蛋白を尿たんぱくといいます。健康な人の尿からも尿たんぱくが検出されることがありますが、その量があまりにも多い(150mg/日以上)となると、病的であると判断されます。

 

尿たんぱくの量を本格的に調べるためには、ある1日の尿を採取する必要があるのですが、現代においては利便性の観点から、1回の尿の濃度から判定するのが普通です。そのため、大量に水を摂取した直後の尿は蛋白が薄くなるなどのブレが出ることがあります。

 

尿たんぱくの正常値は(-)です。

 

尿潜血とは

尿中に赤血球が出ているかどうかを調べる検査です。通常、尿内に赤血球が出ることはありませんが、腎疾患、膀胱炎、膀胱腫瘍などがあると、いわゆる血尿を引き起こすことがあります。肉眼で見てもわかる場合は診断も容易ですが、そうでない場合は尿潜血反応を調べます。

 

尿潜血の正常値は(-)です。

 

尿ビリルビン・ウロビリノーゲンとは

ウロビリノーゲンはビリルビンが短銃から帳に至り、還元されたものです。ビリルビンは赤血球が代謝されたものです。

 

尿ウロビリノーゲンの正常値は弱陽性(±)、尿ビリルビンの正常値は陰性(-)です。


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2016年3月1日 コメントは受け付けていません。 尿の病気