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女性と男性の避妊の方法は?ピルは有効?


日本は海外と比べると人工妊娠中絶の件数が多い国です。
特に避妊に関する知識が不十分な10代の女性と、産み終える40代の女性の人工妊娠中絶が多くなっています。望まない妊娠を避けるためにも、避妊に関する知識は男女ともに身に着けておきたいところです。

 

 

毎日新聞が行った調査によれば、2004年時点で最も多く使われている避妊はコンドームを用いたもので、実に全体の8割近くを占めています。その次に多かったのが膣外射精法で、以下基礎体温法、女性の避妊手術が続いています。

 

 

コンドームは手軽に手に入りますが、妊娠する確率はピルや子宮内リング(IUD)と比べると高めです。より確実な効果を手に入れたいのならば、ピルや子宮内リングの使用を検討したほうがいいでしょう。

 

 

実際、ドイツでは20代前半の女性の実に70%が避妊のためにピルを使っています。
日本では最もポピュラーなコンドームはわずか12%にとどまっています。

 

 

ここからは日本で行える避妊の方法について解説していきます。

 

 

コンドーム

前述の通り、日本で最も広く利用されている避妊方法です。
ラテックス(ゴム)でできた袋を男性気に装着し、精液をそのゴム内に閉じ込めることによって妊娠を防ぎます。

 

 

コンドームの長所は薬局やコンビニなどでも買えることです。また、性感染症の予防になることも長所といえます。

 

 

短所は比較的失敗率が高いことです。失敗率は3%~14%といわれています。
また、コンドームは使い方が難しく、間違った使い方をしてしまうと十分な効果を期待することができません。きちんと勃起させてから装着する、射精後はすぐに外してゴムの口を結んで捨てるなど、正しい使い方をすることが大切です。また、コンドームの利用には必ず男性側の了解が必要になります。

 

 

コンドーム自体はそれなりに避妊具としては優秀ですが、これだけでは不安なので基礎体温法など他の方法と組み合わせたほうがよりいいでしょう。

 

 

基礎体温法

基礎体温とは体温に影響を与えるような諸条件(運動など)を取り除き、安静な状態では買った時の体温のことを言います。

 

 

男性の基礎体温は常に一定で、グラフにすると平行な直線となります。そのため、グラフの形状から体調を知ることはできません。

 

 

一方、女性の基礎体温には低温相と高音相があります。
月経周期を28日とした場合、最初の2週間は体温が低く(低温相)、その後の2週間は約0.3度ほど体温が上がる(高温相)のが一般的です。そのため、体温のグラフから次の生理はいつ来るのか、妊娠しやすいタイミングがいつなのか、排卵はスムーズに行われているかなどを知ることができます。

 

 

この基礎体温の波を利用して避妊を行うのが基礎体温法です。
排卵日は一般的に低温相から高温相に切り替わる時期といわれています。
この時期を避けて性行為を行えば、妊娠する確率はずっと低くなります。

 

 

精子は性交後3日~4日程度は受精能力が維持されるので、排卵日の前後4日間は性行為を避けたほうがいいでしょう。

 

 

しかし、月経周期は微妙にずれることもあるのでこの方法だけでは完璧といえません。
また、体温は気温、起床時間、睡眠時間、体調などにも影響されるため、今低温相なのか高音相なのかわかりづらいというリスクもあります。基礎体温法だけに頼るのは危険なので、コンドームなどと併せて利用するといいでしょう。

 

 

膣外射精法

男性が射精の直前にペニスを抜き、膣の外に射精するという方法です。
男性の経験に大きく依存する方法であり、避妊法としてはあまりにも危険といえます。
コンドームや基礎体温法と併用するのならば使えないこともありませんが、失敗することも多いです。

 

 

経口避妊薬(ピル)

ピルは傾向で使う避妊薬です。現在の日本で使える避妊法としてはおそらく最も確実性が高く(避妊の失敗率は0.1~5%程度)、また費用もかからないため有効な避妊法といえます。しかし、日本のピル使用率は1.9%と非常に低いのが現状です(ドイツ約58%、フランス約35%)。

ピルが忌避される背景には副作用が強いと考えられていること、安全面に難があることなどが挙げられますが、これらは誤解です。
確かに昔のピルは副作用が強かったのですが、現代の低用量ピルは非常に安全性が高くなっており、服用しても重大な副作用が起きることはほぼなくなっています。

 

 

また、昔のピルは太るといわれていましたが、現代のピルはこれ単体で太ることはまずありません。もしピルを服用することによって太ったならば、それは単なる食べすぎです。

 

 

医師から処方してもらわなければならないため若干使用のハードルが高いですが、費用は月3000円とそれほど負担にはなりませんし、ピルの使用を中断すれば次の月からはまた妊娠できるので将来的に子供が欲しいと思ってる方でも服用することができます。

 

 

飲むだけなので成功の雰囲気を壊すこともないですし、卵巣がんや子宮体がんの予防につながるといううれしい効果もあります。

 

 

欠点は飲み忘れると効果が得られなくなってしまうこと、乳がん患者や糖尿病患者などの既往歴がある人は使えないことなどが挙げられます。また、コンドームと違って性感染症の予防にもなりません。それでも若くて健康な女性には有効な避妊法といえます。

 

 

緊急避妊

避妊に失敗した(コンドームが敗れたなど)の場合に用いる緊急的な避妊法です。
避妊に失敗してから72時間以内に2錠、それから12時間以内にもう2錠ピルを服用します。
緊急避妊をすることにより、約75%の人が避妊を避けられます。

 

 

しかし確実性はそこまで高いとはいえず、加えて吐き気などの強烈な副作用も出やすいため、推奨できる方法ではありません。あくまでも緊急避難的な方法であり、次回以降は避妊に失敗することがないように気を付けなければなりません。

 

 

子宮内避妊具(IUD)

リングとも呼ばれる方法で、ピルと同じく高い成功率を誇っています(避妊失敗率約2%)。
まず、子宮内にポリエチレンなどでできた小さい器具を挿入します。
この器具が精子と卵子の受精、受賞欄の着床を防ぐことによって避妊を行います。

 

 

子宮内避妊具のメリットは効果が長続きすることです。年に1回医師の診察が必要になりますが、大体1度挿入してしまえば3年間は効果が持続します。費用は1回につき1万5000円~3万円前後です。
仮に3万円で3年持つとした場合、1カ月当たりの費用は3万円÷36か月=833円となります。

 

 

ピルが大体1カ月につき3000円なので、これと比べるとリーズナブルといえます。

 

 

デメリットは子宮内に危惧を入れるため、一部の人は違和感を覚えること。
特に出産経験が若いない人は違和感を覚えることが多いです。
また、人によっては月経が重くなったり、不正出血や腹痛などの副作用が出ることがあります。

 

 

若くて将来子供を望む人はピル、ある程度年を取っていて直近の数年間は子供を産む気がない人は子宮内避妊具と使い分けるといいでしょう。

 

 

不妊手術

腹腔鏡手術で女性の卵管を切り取ったり、男性の陰嚢の付け根を切開して精管を縛ったりします。
避妊効果は非常に高く、男性の場合は入院も必要ありません。(女性の場合は2日~4日の入院が必要)。

 

 

ただし、一度不妊手術をした後に再び子供が欲しいと思っても妊娠することは非常に難しいです。
今後子供は一切必要ないという人以外はやらないほうがいいでしょう。


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