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胃の病気の最大の原因はピロリ菌だった!除菌で胃の病気がほとんど防げる時代に


今回の記事では、ピロリ菌という菌がどういうものなのか、なぜピロリ菌を除菌すると胃の病気が防げるのかを解説したいと思います。現在、胃の不調に悩まされている方は、ピロリ菌に感染している可能性があります。念のために一度病院で検査を受けてみてください。

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ピロリ菌は胃の病気をもたらす危険な菌

昔は胃の病気(胃がん、胃潰瘍など)はストレスが主な原因と言われていました。長らく医療の世界では常識とされていた概念ですが、1983年にピロリ菌が発見されるとその常識はたやすくひっくり返りました。胃の中に住んでいるピロリ菌という菌こそが主な原因であり、除菌すれば胃がんも胃潰瘍もほぼ防げることが判明したのです。

ピロリ菌は胃の中に生息する菌です。可愛らしい名前とは裏腹に、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、果ては胃がんなど危険な病気の原因となる恐ろしい菌です。ただし、現代の医療技術を用いればかなりの高確率で安全かつ簡単に除菌できます。健康保険も適用されるので費用負担も少ないです。

高齢な人ほどピロリ菌に感染している確率が高い

日本におけるピロリ菌感染率は、20代では10%以下、30台代で15~20%ですが、50代になると70%にまで跳ね上がります。といっても、加齢が原因しているわけではありません。今の20代が将来50代になっても、おそらく感染率は10%以下のままでしょう。

ピロリ菌の感染率は、その世代の子供時代の衛生環境に左右されます。きれいなところで育った世代ほど、ピロリ菌感染率は低くなります。今の若い人たちがピロリ菌にあまり感染していないのは、現代の衛生環境が優れているためです。逆に、開発途上国の中には、10代でもピロリ菌感染率が80%を超えているような国もあります。

人から人に映ることもありますが、キスや通常の接触で感染することはありません。子供の場合はともかく、大人になってから感染することはまずないでしょう。

ピロリ菌を除去するメリットと方法

胃がんの99%はピロリ菌感染がベースにあります。ピロリ菌に感染している人は、ピロリ菌に感染していない人の数十倍も胃がんにかかりやすいと考えられています。また、胃がん以外にも胃炎や胃潰瘍にも大きく関連しているピロリ菌を取り除けば、それだけで胃の病気になるリスクは大幅に小さくなります(0になるわけではありません)。

治療は内服治療が一般的です。初めての除菌では、胃酸の分泌をおさえるプロトンポンプ阻害薬(PPI)と2種類の抗生物質を朝夕2回、7日間服用します。これだけで75%程度の人が除菌に成功します。

失敗した場合は、別の3種類の薬を再度服用します。再除菌では、80~90%の人が除菌に成功します。

2回連続で失敗した場合は、ピロリ菌除菌の専門医などに相談してより高度な除菌を行ってもらうといいでしょう。ただし、この治療は健康保険の適用外なので注意が必要です。

かつては胃潰瘍や十二指腸潰瘍でなければ健康保険による除菌ができませんでしたが、2013年2月からは慢性胃炎も健康保険の対象となりました。胃の調子が悪い場合は、まずはピロリ菌の感染を疑ったほうがいいでしょう。現代では内視鏡を使わずとも簡単に感染の有無が調べられるので、まずは病院に行ってみてください。


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