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保健ICカードってどんなメリットが有るの?


近年、健康保険証をICカード化する準備が進められています。健康保険証をICカードにすると、どんなメリットが有るのでしょうか。

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1人の患者が複数の医療機関を受診すると、その先々で同じ問診や同じ検診を受けさせられることが珍しくありません。これは無駄で不合理であり、高齢者の場合は医療ミスさえ発生しかねない危険をはらんでいます。

 

このようなリスクを軽減し、無駄をなくすのが保健ICカードの目的です。複数の医療機関で受けた治療や投薬の情報を一つにまとめて管理することによって、リスクの軽減と無駄の削減が図れます。

 

保健ICカードは全国的なものではありませんが、幾つかの地域では試験運用されたり、実用化されたりしています。例えば、兵庫県淡路島五色町(現在の洲本市)では、NTTデータが開発したICカードを高齢者全員が携帯していました。これには免許証のように顔写真が掲載されているのですぐに本人であると確認でき、なおかつ個人の暗証番号とアクセスカードを入力するだけで、3分後に様々なデータが得られます。

 

具体的には、生年月日、住所などの基本情報の他、血液型、アレルギー、病歴などの救急情報、診療記録や家族の病歴情報、過去に受けた検査の種類と結果などの検査情報、薬の種類、量、投薬機関を記録した投薬情報、健診情報などが取得できます。医師はこれらのデータ全てにアクセスすることができますが、、その他の医療従事者や救急隊員、事務職員などは必要なデータにしかアクセスできないようになっているため、プライバシーは守られます。

 

こうした保健ICカードは医療の安全性と効率性を向上させるだけでなく、健康意識に対する向上を促す効果もあると考えられています。また、証明文書の発行を簡素化するのにも有効です。ICカードはカードは会員制人間ドックや職域での検診・問診の結果追跡調査に使われています。

 

このようにメリットの多いICカードですが、記憶容量が限られている、入力が大変なこと、プライバシーの管理が大変なことなどが挙げられます。必要かつ十分な条件を満たす医療機関や福祉施設がネットワークのなかに存在することがシステムの要件といえそうです。


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