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高カルシウム血症の原因と薬剤は?症状とQTの変動、治療にはフロセミド?


血液中には一定濃度のカルシウムが存在しています。
このカルシウムが一定量以上になってしまった状態を高カルシウム血症といいます。

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通常、人間の血液には8.5~10.4mg/dlのカルシウムがあります。
この数値を上回った状態を、高カルシウム血症といいます。

 

 

症状
軽度の場合は無症状ですが、重症化するにつれて諸症状が出てきます。

 

 

カルシウムは神経の興奮を抑制する効果があります。
そのカルシウムが血液中に増えると、神経が興奮しづらくなるので、錯乱や昏睡などの症状が出ます。
その他、筋力低下、尿量の増加、悪心、嘔吐、倦怠感が出ることがあります。
命の危険性はなかった低カルシウム血症と違い、
高カルシウム血症では不整脈や心停止による突然死のリスクがあります。

 

 

また、症状の進み方に寄っては尿路結石や骨粗鬆症が現れることがあります。

 

 

原因
一番多いのが悪性腫瘍、つまりはです。
全体の4割~5割程度を占めています。

 

 

次に多いのが副甲状腺機能亢進症です。

 

 

副甲状腺とは甲状腺に隣接している内分泌腺で、
副甲状腺からホルモンが異常に大量に分泌される状態を副甲状腺機能亢進症といいます。

 

 

副甲状腺機能亢進症の主な原因は腺腫と呼ばれる良性の腫瘍です。
玉に副甲状腺にもがんが出来ることがありますが、非常にまれです。

 

 

その他、薬剤の使用が原因となることがあります。
骨粗鬆症の治療で使われる活性化ビタミンD3製剤は、
通常量では高カルシウム血症になることは少ないですが、
高齢者などはなることもあるので注意が必要です。

 

 

その他、リチウム製剤やカルシウム薬なども原因となることがあります。
現在常用している薬がある方は気をつけましょう。

 

 

検査
心電図を使っての検査でわかることがあります。
心電図ではQT時間に注目します。QT時間とは心電図のQQ波の始まりからT波の終わりにいたるまでの時間のことです。

 

 

高カルシウム血症ではQT時間が短くなります。

 

 

しかし、やはりもっとも正確なのは血液中のカルシウム濃度を直接見るという方法です。

 

 

治療
悪性腫瘍は副甲状腺機能亢進症など、原因となる病気がある場合は、それを治療します。
ただ、悪性腫瘍の場合は進行がんや末期がんであることも多く、
がんそのものの治療が難しいケースも多いです。

 

 

原因となる病気が得に見当たらない場合には、フロセミドなどの利尿剤を投与して排尿を促し、血液中のカルシウム濃度を下げます。
それでも症状がよくならない場合は、骨吸収抑制剤やステロイドなどを使用します。


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2014年9月21日 コメントは受け付けていません。 全身の病気