スポンサードリンク

若年性特発性関節炎のアクテムラ・レイノー現象・パルス療法とは?


一般的に関節リウマチは中高年の病気と考えられがちですが、
中には子供のうちから関節リウマチを発症する方も居ます。
子どもの関節リウマチ・膠原病とも言われる若年性特発性関節炎は、
場合によっては視力障碍や成長障害などを引き起こすこともあるため、注意が必要です。

スポンサードリンク

若年性特発性関節炎には大きく分けて全身性多関節性少数関節性の3種類があります。

 

症状

いずれの場合も共通の症状としては、レイノー現象が上げられます。
レイノー現象とは寒さの刺激や精神的な緊張が原因で、四肢の先端にある小動脈が収縮し、
次第に手指の色が変わっていくという現象です。

 

 

最初のうちは肌色だった手指が白い蝋のような色に変わっていき、
またしびれや違和感を発症することもあります。
寒さや緊張などの原因となる環境から離れられれば、15分程度で回復します。

 

 

また、全身性の場合はこれに加えて発熱、発疹、関節炎などが現れます。
熱は高くなったり、低くなったりします。
体温の変化に波があり安定せず、体調も日によってばらつきがあります。

 

 

多関節性は指などの小関節を中心に症状が現れます。
たいていの場合炎症は左右対称に起こり、その数は5か所以上と定義されています。
発熱することもありますが、漸新世ほど高熱になることはなく、微熱程度でとどまります。

 

 

少数関節性は多関節型と比べて関節の炎症は軽く、箇所数も4か所以下と定義されています。

 

 

なかでも全身性若年性特発性関節炎は難病指定を受けており、大変危険な病気です。
罹患率は小児人口10万人に4.56人程度程度と多くありませんが、
肝脾腫が85%に、心膜炎も35%に認められるなど合併症も多い病気です。

 

 

原因

詳しい原因についてはまだわかっていませんが、
免疫異常やウイルス感染などの要素が複雑に絡み合って起こると推測されています。

 

 

治療方法

若年性特発性関節炎を根本から直す治療はまだ開発されていないため、
いかに症状を緩和して、うまく病気と付き合っていくかが主軸となります。
基本的には薬物療法リハビリテーションを併用することになります。

 

 

薬物療法では、全身性の場合は非ステロイド系の抗炎症薬を用いることが基本です。
多関節が多の場合は場合によっては捨て老い度薬や免疫抑制薬を投与することもあります。
少数関節型の場合は非ステロイド薬系の抗炎症薬を使います。

 

 

1グラムのステロイドを3日間連続で点滴する治療をステロイドパルス療法といいます。
数ある治療法の中でも特にメジャーな方法です。

 

 

リハビリテーションは急性期と安定期で対応を変えます。
急性期はひたすら安静にして、痛みが過ぎ去るのを待ちます。
ちょっとづつ体が動かせるようになってきたら、体に負担がかからない範囲でリハビリテーションを開始します。

 

 

筋力を増強し、関節変形や収縮を防ぐことにより、次第に症状が緩和されていきます。
治療は5年、10年という長期スパンで行うことになります。
大変だとは思いますが、焦らずにじっくり取り組んでいきましょう。


スポンサードリンク
2015年2月16日 コメントは受け付けていません。 全身の病気