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慢性疲労症候群はどんな病気?


近年注目されている病気の一つに、「慢性疲労症候群」があります。原因の分からない極度の疲労感が長く続く病気で、診断基準が1988年にできたばかりという新しい概念による病気です。まだまだわかっていない部分も多いのですが、少しずつその原因もわかってきています。

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慢性疲労症候群の歴史

慢性疲労症候群が初めて注目されたのは、1980年代のアメリカです。主な症状が「だるさ」という非常に曖昧な病気ですが、似たような症状を示す病気は古くからあるため、慢性疲労症候群のことを「新しいボトルに入った古いワイン」という人もいます。日本では1991年に厚生省(現在の厚生労働省)が研究班を立ち上げており、研究を進めています。

 

慢性疲労症候群の概要

慢性疲労症候群は、日常生活に支障が出るほどの疲労感が6ヶ月以上にわたって続いている状態のことです。英語ではChronic Fatigue Syndromeというため、その頭文字を取って「CFS」と呼ばれることもあります。主な症状は風邪や気管支炎の時に出るそれと似ていますが、症状が延々と続き、いつまでたっても回復しない場合は慢性疲労症候群を疑う必要があります。

 

具体的な症状は非常に多岐にわたっていますが、中でも代表的なのが微熱です。平熱より0.5~1.5度程度高くなることが多く、それが半年以上にわたって続きます。解熱剤を用いても良くならないことが多く、頭痛や喉の痛みといった症状が現れることもあります。

 

また、だるさも主症状の一つです。人間、誰でもだるさを感じることはありますが、慢性疲労症候群による疲労感は日常生活が送れないほど強烈なものです。なお、そのような症状があっても、疲労の原因が明確な場合は「慢性疲労」に分類されるため、慢性疲労症候群には当てはまりません。

 

慢性疲労症候群の原因

原因については詳しいところは明らかになっていませんが、神経系、ホルモン系、免疫系の働きのバランスが崩れ、体内に潜伏していたウイルスが再活性化され、それを抑えこむために免疫物質が過剰に作られ、それが疲労感を起こしているという学説があります。また、慢性疲労症候群患者は特定の遺伝子異常を持っているという研究も報告されています。

治療

薬物療法が中心です。主になるのは「捕中益気湯」などの漢方薬を用いて、身体の免疫力を高める方法です。また、抗ウイルス薬や免疫調整剤によって免疫回復を目指すこともあります。抗うつ薬が効果を示すこともあります。


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2016年8月16日 コメントは受け付けていません。 全身の病気