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医原病の種類と例


医療行為が原因となって起こる病気や障害を医原病といいます。不適切な薬剤の投与による副作用や、医師の検査、態度、説明などに起因する医原性神経症など一口に医原病と言っても様々な種類のものがありますが、医療行為に端を発するという点では一致しています。

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近現代の医療の発達は目覚ましい物がありますが、それでも完全なものではありません。医療関係者の意図にかかわらず、医療行為を行うことによって患者を害する可能性があります。薬剤による医原病は薬害と呼ばれ、過去にはスモンやサリドマイドが医原病の原因となりました。

 

患者の症状に合わせて悪いところだけを完全に取り除き、それ以外の場所にはなんの影響も与えないというのは一つの理想ではありますが、今のところこうした薬や技術は確立されていません。基本的に強力な治療や薬剤ほど副作用も大きく、医療において治療成果を取ろうとすれば副作用に悩まされることになり、副作用を起こさないようにすれば治療効果が得られないというジレンマがつきまといます。

 

日本の厚生労働省、アメリカのFDAは、このような効果もある反面リスクも有る薬剤や機器についてはなるべく減らし、理想に近いものを使うという考えのもとで薬剤や医療機器の許認可は厳しく行っています。また、一度許認可を与えた後も定期的な報告を義務付けており、許認可時にはわからなかった副作用が出てこないかを確認しています。

 

効果と副作用のバランス

最近は医原病を極力少なくするための努力が続けられており、基本的には治療の効果よりも不快な副作用を出さないことが優先されます。ただし、命に関わる病気の治療に関しては、多少の副作用は許容されることもあります。命を落とすくらいならば、副作用が出たほうがまだいいというわけです。

 

どの程度副作用を許容するかは個々の条件によっても変わるため、一概に一般論として語るのは不可能です。患者と医師が互いに話し合って、治療方針を決めることが大切です。このような考え方をインフォームドコンセントといいます。

 

医療はあくまでも患者の利益のために行われるものですが、だからといって自分の意見だけで決断をするのは危険です。医療については患者よりも医師のほうが遥かに詳しいからです。医療を受ける前には医師の、重大な治療の場合にはできれば複数の意思の意見を聞いて、治療の結果起こりうる副作用についても理解する必要があります。

 

お互いに信頼、協力して目標に近づくように、努力することが必要です。


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2016年5月17日 コメントは受け付けていません。 全身の病気