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動植物による怪我の症状と正しい対処法


最近は野外でレジャーを楽しむ人が増えてきているようですが、野外、すなわち自然には危険がいっぱいです。特に気をつけたいのが、有害な動植物による怪我や健康障害などです。最近はペットブームの影響で日本には生息していなかったはずの動物が輸入されるようになり、そうした動物がもたらす病気も問題になりつつあります。

 

犬や猫に噛まれた時

犬や猫は愛らしい外見とは裏腹に鋭い歯を持っており、噛まれると傷口が化膿して膿が出たり、破傷風になったりする恐れがあります。破傷風とは土の中に存在する破傷風菌という菌が体内に入って起こる病気です。最初の症状は口が開きにくくなるというもので、この時期から治療を始めれば比較的短期間で治ることが多いですが、放置すると痙攣が全身に広がり、治療が遅れると死亡する可能性もあり大変危険です。

 

破傷風は犬猫に噛まれたときだけでなく、釘を踏んでしまったときなど、体表面に傷ができたときには必ず気をつけなければなりません。日本では1972年頃から破傷風を含めた混合ワクチンの接種を行っていますが、それ以前に生まれた人は予防接種を受けたほうが良いかもしれません。

 

万が一発病した場合は、大病院で治療を受けます。光や音は痙攣発作を招く元になるので、暗くて静かな病室で安静にします。痙攣が止まらない場合はICUで人工呼吸器をつけることもあります。この治療のお陰で、以前と比べると死亡率は下がってきていますが、何にせよ口が開きにくくなったらすぐに診察を受けましょう。

 

もう一つ気をつけたいのが狂犬病です。狂犬病は日本、イギリス、スカンジナビア半島諸国を除いた世界に分布しています。狂犬病と菜がついているものの、犬以外にも猫、狐、アライグマ、スカンク、コウモリなどいろいろな野生動物が狂犬病を保有している可能性があります。一旦発病すると有効な治療法はありませんが、発病前に連続的にワクチンを摂取すると発症が抑制できるかもしれません。ただしそれも完全なものではなく、海外では動物に噛まれないようにしなければいけません。

 

蛇に噛まれた時

日本国内にいる毒蛇は、マムシ、ヤマカガシ、ハブの3種類です。マムシとハブはどちらも頭が三角形であり、噛まれると激痛が走り、しばらくしてから赤く腫れてきます。直ちに医師の診察を受けて下さい。

 

ヤマカガシは上あごの奥に毒があり、噛まれた場合の牙痕は不明瞭で症状もあまり強く出てきません。しかし、噛まれてから5~10時間後に出血することがあり、死亡例も報告されています。噛まれたら念のために医療機関を受信しましょう。

 

万が一何かの蛇に噛まれた場合は、慌てて動き回ってはいけません。走り回るとそれだけ血流が良くなり、短時間のうちに毒が回ってしまいます。蛇に噛まれたら噛まれたところより中枢に近い方をタオルで縛り、噛まれた場所を氷水で冷やして医師の診察を受けましょう。

 

ネズミに噛まれた時

日本にはドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ、ハタネズミなどが生息しています。その他リス、ハムスターなどのげっ歯類を買う人もいます。これらの動物は先が鋭く尖っている歯を持っており、これに噛まれれば深い咬傷となり、細菌感染を起こして化膿します。ネズミ類に噛まれたときは、咬傷の部分をよく水で洗い流して、消毒液でしょう遠くして清潔なガーゼで覆って医療機関を受診します。ネズミ類は腎症候性出血熱、ツツガムシ病、レプトスピラ症などの感染症を持っている可能性があります。

 

ハチに刺された時

ハチに刺されたときに最も気をつけなければならないのがアナフィラキシーショックです。アナフィラキシーショックは何らかの原因となる物質が体内に取り込まれたときに急激に起こる症状の総称です。ハチに刺されると体内に抗体ができ、同じハチにもう一度刺されるとアナフィラキシーショックを発症することがあります。

 

本では蜂刺されによるアナフィラキシーショックで年間20人ほどが亡くなっています。人を刺す習性があるのは、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類で、中でもスズメバチは危険度が高いので要注意です。刺された場合はすぐにとげ抜きで棘を抜き取って、傷口を水道水で洗い流して軟膏を塗り、タオルや氷などで冷やしましょう。

 

植物や化粧品にかぶれた時

皮膚かぶれを起こす植物は人を刺す習性があるのは、ウルシ、ハゼ、ギンナンが有名ですが、キク、セロリ、イチジク、アロエでかぶれる人もいます。また、化粧品や家庭用品などもかぶれの原因となることがあります。かぶれると皮膚は赤く腫れ、強いかゆみを伴います。かぶれが出た場合は水道水で十分に洗って、かゆみ止めの軟膏を薄く塗ってガーゼで覆います。改善されないときは、医療機関を受信しましょう。


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2016年9月20日 コメントは受け付けていません。 全身の病気