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骨軟化症の原因と症状は。骨粗鬆症との診断基準の違いは


骨粗鬆症と似ているようで実は全く異なる病気、それが骨軟化症です。
骨が柔らかくなることより骨が骨としての機能を十分に果たさなくなり、
痛みや骨の変形などの症状が出てきます。

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骨はコラーゲンと呼ばれる物質にカルシウムやリンなどのミネラル成分が沈着することにより硬くなります。この現象を石灰化と呼びます。
骨軟化症はこの石灰化が十分に行われず、柔らかい骨(類骨といいます)が増える病気です。

 

 

症状・骨粗鬆症との違い
最初のうちは特に自覚症状はありませんが、進行してくると体のあちこちに慢性的な痛みが現れるようになります。
骨が柔らかくなることにより自分の体重を支えることが苦しくなり、
特に腰や背中、股関節などに痛みが現れます。
症状が進行すると日常生活を送るのが困難になります。

 

 

これらの症状は骨粗鬆症と似ていますが、両者には大きな違いがあります。
骨粗鬆症は類骨の割合は変わらずに骨の全量が減少する病気であるのに対して、
骨軟化症は類骨が増えて骨の全量は変わらない病気です。

 

 

原因
以前はビタミンDの不足が主な原因でしたが、近年はビタミンDを摂取しているにもかかわらず骨軟化症になる人が増えています。
肝臓や腎臓などに障害があると、ビタミンDの作用が十分に発揮されず骨軟化症になることがあります。

 

 

また、一部の重金属リンの摂取不足も骨軟化症の原因となります。

 

 

検査
X線検査、血液検査、尿検査などが行われますが、
診断を確定するには、骨の組織検査を行う必要があります。

 

 

治療
活性型ビタミンDやその前駆体を摂取します。
活性型ビタミンDの主な副作用は吐き気や食欲減退などです。

 

 

また、リンが低下している場合には多量のリンを投与します。
治療が適切に進んでいるかは血液検査によりわかります。

 

 

骨などに変形が見られる場合には、手術をする必要があります。
また、体内でビタミンDの合成を進めるためには筆耕に当たる必要があります。
壱日10分程度でもいいので、外に出て直接日の光を浴びる必要があります。

 

 

子供と骨軟化症
子供の骨軟化症くる病といいます。
くる病は子供に現れること以外は骨軟化症と同じで、
原因、症状なども同様です。
また、子供の場合はとくにO脚や低身長などの症状がみられることが多いです。

 

 

治療の際には大人の場合と同様に活性型ビタミンDの摂取を行います。
子供の場合は特に副作用が出やすいので、適宜検査をする必要があります。

 

 

予防
骨軟化症の原因はビタミンDやリンの不足と日光不足が原因なので、
それを防ぐ必要があります。

 

 

ビタミンDが多い食べ物は魚やキノコ類、玉子などです。
摂取量の目安は子供の場合4μg、大人の場合5μg(μ=10-6)です。

 

 

リンが多い食べ物は魚類、牛乳・乳製品、大豆などです。
摂取量の目安は子供の場合600~1350mg、大人の場合900~1050mgです。

 

 

食べ物からとるのが難しい場合にはサプリメントなどを使ってもいいですが、
ビタミンDの過剰摂取は腎臓結石などを引き起こしますので注意が必要です。

 

 

心構え
骨軟化症は骨粗鬆症と症状が似通っていますが、
原因は全く別のところにあり、治療の内容も違います。

 

 

骨粗鬆症と比べて骨軟化症は知名度が低いですが、同程度に恐ろしい病気なので十分に注意しましょう。


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