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慢性腹膜炎の原因とは?21世紀の発病数減少の理由は


腹膜炎には大きく分けて急性腹膜炎慢性腹膜炎があります。
短期間で起こるものを急性腹膜炎、慢性的なものを慢性腹膜炎といいます。

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腹膜とは腹壁の内側と腹腔内にある臓器の表面を覆う膜です。
腹膜炎とはこの膜に炎症が起きている状態のことです。
炎症が一部にとどまっているものを限局性腹膜炎、
全体に広がっているものを汎発性(び漫性)腹膜炎といいます。

 

 

急性腹膜炎と比べ、慢性腹膜炎は患者が少なくなってきています。

 

 

原因
慢性腹膜炎の原因のほとんどは結核です。
結核菌が腹膜に感染することによっておこります。
結核患者数の減少に伴い、慢性腹膜炎の患者数も少なくなってきています。
その他の病気が慢性腹膜炎の原因となることもあります。
急性腹膜炎が治りきらずに慢性化することもありますが、まれです。

 

 

また、滲出性腹膜炎の場合は滲出液が腹膜にたまることで感染し、起こります。
原因となる菌は結核菌のほか、大腸菌、連鎖球菌、嫌気性菌など多岐にわたります。

 

 

症状
微熱、食欲不振、全身の倦怠感が見られます。
症状はいずれも軽く、つらいのですが日常生活は送れないこともありません。

 

 

腹部症状としては腹部膨満感、腹痛、腹水が現れます。
腹痛は軽度のものが長期に続きますが、自然治癒することはまずありません。
腹水を抜く治療の後で慢性腹膜炎を発症することもあります。

 

 

結核が原因の場合はまず結核の既往歴がないかを調べ、
そのうえで確定診断を行います。

 

 

結核菌の存在を確定させるのは難しいのですが、
腹水穿刺(腹水を針で抜いて検査する)で結核菌を調べるのが一般的です。

 

 

治療
結核菌が原因となっている場合は、まずは抗結核薬を投与します。
予後は一般的に良好なのでそれほど心配する必要はありませんが、
確定診断が下るまでに時間がかかった場合は治療開始が遅れ、
腸ねん転を引き起こすこともあります。

 

 

その他に原因がある場合には、それぞれ原因となっている病気の治療を行います。
抗菌薬を用いたり、ドレーンを使って腹腔内の膿や液を取り除きます。

 

 

腸の内容物の流れがよくない場合には、手術をすることもあります。

 

がん性腹膜炎
胃がんや大腸がん、卵巣がんなどが進行すると、腹腔内にがん細胞が散らばり、
腹膜に砂粒上の腫瘤が無数に生じることがあります。

 

 

がん性腹膜炎は痛みがあるほか食事がとれなくなります。
無理に食事をしようとしても吐いてしまい、栄養が取れなくなり衰弱していきます。

 

 

この場合は利尿剤を用いて腹水を減らしたり、
針を刺してたまっている腹水を減らしたり、
痛みどめを使ったりするのが基本的な治療方法となります。


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2014年10月17日 コメントは受け付けていません。 体幹の病気