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慢性腎臓病(CKD)の概要と症状について


慢性腎臓病(CKD)は一つの病気を表す言葉ではなく、複数の病気を表す概念といったほうがいいかもしれません。

 

慢性腎臓病という概念は2002年、アメリカ腎臓財団が提唱したものです。
腎機能が軽度に低下した段階で治療を始めれば人工透析に至る人の数が減るという理念から、このような概念が作りだされました。

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慢性腎臓病の診断基準は以下の通りです。

 

 

腎障害:たんぱく尿などの尿以上、血液検査などから腎障害が明らかである。
腎機能の低下:血性クレアチニン値を元に推参した糸球体濾過量が60ml/分/1.73m以下の状態。

 

 

この二つの条件の少なくともいずれかが3カ月以上に及んでいる状態を、
慢性腎臓病といいます。現在の日本には約1300万人のCKD患者がいるといわれています。

病期 定義 GFR(ml/min/1.73m
ハイリスク群 ≧90
1 腎症はあるが、機能は正常 ≧90
2 軽度低下 60-89
3 中等度低下 30-59
4 高度低下 15-29
5 腎不全

 

なお、慢性腎臓病にその原因は問いません。
糖尿病性腎症でも、腎硬化症でも、どんな病気でも腎臓の機能が低下していればそれは慢性腎臓病です。

 

 

慢性腎臓病は腎機能の低下をもたらすだけでなく、血管障害の原因にもなると考えられています。
腎臓と心臓は相互に影響しあっており、腎臓の機能低下はすなわち血管の機能低下となります。

 

 

この状態をCRA症候群といいます。CRA症候群はメタボリックシンドローム、
生活習慣病などとも関連があります。

 

 

原因
腎機能に影響を与えるすべての事象がそのまま原因となり得ます。
高齢、高血圧、生活習慣病、喫煙歴、遺伝など、いろいろな要素が複雑に絡み合って、
慢性腎臓病になります。

 

 

治療
残念ながら現在の技術では一度低下した腎機能が劇的に回復することはありません。
慢性腎臓病が見つかった場合は、悪化を抑えるのがメインの治療となります。

 

 

まずは生活を改善するところから始めます。
肥満は腎臓に過度な負担をかけるので、無理のない範囲でダイエットします。
たばこもやめて、過労やストレスを避けて無理のない生活を送るようにしましょう。

 

 

また、体内にできる老廃物の量を抑制する食事療法も行われます。
食事療法では主にタンパク質と塩分を制限します。
塩分は6g以下にしつつ、栄養不足を起こさないように工夫します。

 

 

血糖と血圧のコントロールをすることも重要です。
総合的な観点から治療を進める必要があります。


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2014年10月20日 コメントは受け付けていません。 体幹の病気