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アダムス・ストークス症候群の症状と心電図は?


一般的にな人間の脈拍は大体60~100程度といわれています。どちらかといえば男性よりも女性のほうが多い傾向にあり、男性は65~75、女性は70~80の中に納まることが多いようです。
年齢別に見た場合は乳幼児など若いほうが脈が高く、年を取るにしたがって低くなる傾向があります。

 

 

脈が60以下の状態を徐脈、100以上の状態を頻脈といいます。
心臓の筋肉量が少ない人は脈が多くなり、筋肉量が多い人は少なくなる傾向があります。
特に陸上選手などはその傾向が強く、脈が50回程度になることも珍しくありません。

 

 

スポーツ選手によく見られるゆっくりとした脈を打つ心臓をスポーツ心臓といいます。
スポーツの中でもマラソン、自転車など持久力を必要とする競技を行っている人は、
心臓の筋肉がよく鍛えられているため脈が少なくなることが多いです。

 

 

徐脈は治療の必要がありますが、スポーツ心臓自体は強度の運動に耐えるための適応とみなされるので、治療しないことがほとんどです。

 

 

ただし、こうしたスポーツ選手の場合も脈は40回~50回程度はあります。
40以下は明らかに異常です。脈が極端に少なくなる病気を「アダムス・ストークス症候群」といいます。

 

 

高齢者は神経伝道系の変性や冠状動脈硬化、若い人の場合はリウマチやウイルス感染が原因で起こることが多いです。これらの病気は心臓の興奮が心房から心室に移るのを妨げます(心臓ブロック)。このような状態がアダムス・ストークス症候群です。

 

 

高齢者の場合は、心房が動かなくなる「洞停止」や「洞房ブロック」と呼ばれる状態も起こります。
この場合は、入院して心臓ブロックの起っている場所を特定してから治療法を決めることになりますが、一般的には心臓ペースメーカーが有効です。とりあえずペースメーカーでその場を乗り切り、慢性化したら改めてペースメーカーを埋め込んで心臓を働かせることになります。

 

 

心房から心室に伝わった興奮は、右心室と左心室に分かれて伝わります。
右心室へ伝わる伝道系を右足、左心室へ伝わる伝道系を左脚といいます。
これらの部分に変性や障害が起こると、右脚ブロック、あるいは左脚ブロックと呼ばれる状態になります。
どちらか片方のみがブロックした場合は心臓は止まりませんが、両方がブロックした場合は心臓が止まることもあります。

 

 

右脚ブロックは健康な人にもおこることがあります。両方とも心電図で診断可能です。
意識のなくなるほっさいにはそのほか、房粗動・心室頻拍や心室細動という頻拍型の不整脈もあります。
生まれつきの異常や、薬による副作用が原因となることもあります。いずれの場合も心臓や神経の専門医に診てもらったほうがいいでしょう。


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2015年7月11日 コメントは受け付けていません。 体幹の病気