スポンサードリンク

肥満は生活習慣病のもと。運動・食事・休養で防ごう


生活習慣病とは、生活習慣が原因で起こる病気のことです。かつては成人病と呼ばれていましたが、実際には子供や青年でも生活習慣次第で病気になるおそれがあることから名前が変わりました。

 

生活習慣病の危険因子にはいろいろありますが、中でも重要なのが肥満です。肥満はありとあらゆる生活習慣病への片道切符と言っても過言ではないでしょう。

スポンサードリンク

肥満とは、体脂肪量が正常よりも多い状態のことです。しかし、体脂肪量を性格に計測するのは簡単なことではありません。スポーツ選手でもない限りは概ね体脂肪量と体重は比例しますので、実質的な指標として体重が使われます。体重が重ければそれだけ体脂肪量も多いということです。

 

肥満度の指標

肥満度の測定に使われるよく指標がBMIです。大雑把ではありますが、計算が非常に簡単なのが特徴です。

BMI=体重(kg)÷身長(m)2

例えば、身長170cm、体重70kgの場合、BMIは70÷1.7^2≒24.2となります。日本肥満学会ではこの指標が25以上を肥満としています。また、22を標準としています。過去の統計から、BMIが22の時に最も病気になりにくいことがわかっています。

 

ただし、BMIには欠点もあります。身長が高い人はBMIは高く出る傾向があります。逆に身長が低い人は低く出る傾向があります。

 

身長が低い人、つまり子供の肥満度を図る指標にローレル指数があります。概ね12再前後までの子供の肥満度を測るのに便利です。

ローレル指数=(体重(kg)÷身長(cm)3)×107

例えば、身長130cm、体重35kgの場合、ローレル指数は(35÷1303)×107≒159.3となります。ローレル指数は116~144が平均、それ以上ならば肥満、それ以下ならば痩せと判断されます。

 

体脂肪計の仕組み

最近は家庭でも体脂肪が図れる体重計が増えてきていますが、これは体の水分量を測定し、そこから計算に基づいて体脂肪量を推定するものであり、直接体脂肪の量を図っているわけではありません。そのため、1回の測定では体の水分量に結果が左右されることが多く、性格な数値を得ることはできません。時間を変えて数回測ればそれなりに正確な数値が出るはずです。

 

なお、日本肥満学会では成人男性の場合体脂肪率20%以上、女性の場合は30%以上を肥満としています。

 

皮下脂肪と内臓脂肪

肥満には皮下に脂肪がつく皮下脂肪型肥満と、内臓に脂肪がつく内臓脂肪があります。同じ体脂肪率ならば、内臓脂肪が多いほうが生活習慣病のリスクは高いです。ただし、体のどこに脂肪が付いているかを調べるのは簡単ではありません。正確に測るためにはCTが必要になりますが、これは実用的ではないため、一般的にはウエスト径検査で代用します。

 

日本人と栄養

1975年と2002年の栄養状態を比べた場合、エネルギー摂取量は2188kcal→1930kcalと約250kcalほど減少していますが、一方で脂質の摂取量は52.0g→54.4gと微増しています。また、脂質摂取量の上昇に伴い、BMIや糖尿病患者受領率が上昇することが明らかになっています。

 

また、広島県民とハワイに移住した日系アメリカ人を比較した場合、1日のエネルギー摂取量は広島県民のほうが多く、動物性脂肪や単純糖質の摂取量は日系アメリカ人のほうが多く、糖尿病の有病率は日系アメリカ人のほうが多かったことが報告されています。糖尿病有病率はエネルギー摂取量よりも脂肪や糖質の摂取量に左右されるものだと推測されます。

 

また、米国で行われた研究によれば、脂質30~33%、コレステロール400mg以下、PS比(多価不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の比率)1.25~1.5の食事で動脈硬化発症の危険率が下げられたという報告があります。脂肪の摂取量だけでなく、脂肪酸の種類も重要なわけですね。

 

食塩摂取量と生活習慣病

食塩のとりすぎが高血圧の元になることはお多くの人が知っているかと思いますが、日本人の食塩摂取量は2002年度の国民栄養調査では11.4gとなっています。食事摂取基準の目標量である成人男性10g未満/日、成人女性8g未満/日より多くなっていますね。健康に悪いことを理解しているのと、それを実際に我慢できるかはまた別問題というわけです。

 

最近は食塩摂取量自体は減少している一方で、復号調味料(カレールーやだしの素など)から摂取する量は増加傾向にあります。また、外食や中食は食塩が多く使われる傾向にあります。復号調味料や外食、中食が非常に便利であることは間違いありませんが、それに走り過ぎないように気をつけましょう。

 

水分摂取量について

人間の体の約60%は水分です。水分が不足すると血液が濃くなって流れが悪くなります。子どもや高齢者は特に脱水になりやすいため細かな水分摂取が必要です。人間は食事からも水分を摂取していますが、食事以外での飲料水からも1日1.5L程度は水分を摂取スべきとされています。もちろん個人差もありますので、それより少なくても健康に支障がない場合は無理して飲む必要はありません。


スポンサードリンク
2016年5月31日 コメントは受け付けていません。 予防