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転移性と原発性肝がんの違いは?予後と腹水


眼の中でも比較的認知度の低いものの中に肝がんがあります。
肝臓にできるがんであり、大きく分けて原発性がん転移性がんに分けられます。

 

 

原発性がんは肝臓に直接できるがんです。
それに対して転移性がんは胃や腸などほかの場所にできたがんが転移してできるものです。
どちらも気が付かないうちに進行し、
なかなか症状が現れないので気が付いたときには手遅れになりがちです。

 

 

いざというときに備えて、定期的に健康診断を受けることが大切です。

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どんな人がなるの?

肝がんは健康だった人がある日突然なるような病気ではありません。
もともと肝臓に何らかの病気を抱えている人に多く見られるものです。

 

 

10年くらい前の肝臓がんの原因は80%が肝硬変でしたが、
最近はウイルスを原因とするものが増えています。
ウイルスの中でも特に注目されているのがB型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスです。
また、発がん性物質としてはカビ毒などが注目されています。

 

 

症状

肝がんの主な原因はウイルスですが、症状はなかなか現れません。
個人差もありますが、ウイルスに感染してもすぐに異常が出るとは限りません。
むしろ感染してから数年後に初めて症状が出ることが多いです。

 

 

その後肝炎や肝硬変といったプロセスを経て肝がんに至ります。
50代前半でウイルスに感染した人は、大体60代後半~70代前半で肝がんに発展することが多いようです。

 

 

最初はほぼ無症状ですが、がんが大きくなると張った感じ、膨張感がすることがあります。
やがて肝機能が低下してくると、腹水黄疸などの症状が現れます。
腹水は肝がんの末期的な症状の一つであり、利尿剤などで水を抜く必要があります。

 

 

検査

肝がんは肝炎から進行することがほとんどなので、
ウイルス保有者は定期的に検査を受けなくてはなりません。
検査は超音波検査CT検査が一般的です。
痛みや膨満感はかなり遅い段階で現れます。
無症状のうちから定期的に検査を受けることが大切です。

 

 

肝がんのリスク

肝がんの最も大きなリスクは肝炎ウイルスの感染です。
現在は医療技術も向上しているのでまず心配はありませんが、
かつては注射針の使い回しで肝炎が移ることも珍しくありませんでした。

 

 

また、以前は母子感染が問題となっていましたが、最近ではむしろ性行為による感染が問題となっています。

 

 

さらに過度の飲酒や喫煙といった生活習慣が重なるとリスクは高まります。
適度な飲酒は体に良い影響を与えますが、深酒は避けなくてはなりません。

 

 

治療と予後

近年はラジオ波で焼いたりする治療もおこなわれることがありますが、
原発性がんで直径2cmを超える大きな腫瘍の場合は取り除くのが普通です。
転移性がんの場合も切除がメインです。

 

 

肝外に転移している場合は静脈から全身に向けて抗ガン剤を注射します。
大腸がんの肝転移は切除後の成績が特に良いので積極的に切除します。

 

 

原発性がんは一般的に予後がよく、転移性がんは悪いといわれています。
肝がんは全体的に見て再発の可能性が高いがんであり、
外科手術でがんを完全に取り除けた場合でも、
約80%が3~5年以内に再発しています。そのため、手術後も入念な経過観察が求められます。

 

 

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれています。
自然に再生する能力が他の臓器と比べて高いため、
少し害されても通常は気が付くことが出来ません。

 

 

逆にいうと気が付くような症状がないからと言って、
肝臓が健康だと言い切ることはできません。たとえ目立った症状がなくても年に1回の健康診断を受けることが大切です。


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2014年11月29日 コメントは受け付けていません。 がん