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健康診断の胸部x線検査とは?所見異常が簡単に見つかるレントゲンのすごさ


レントゲンによるX線検査は、誕生から100年以上が経過している歴史ある検査です。
今日でもその簡単さから最も利用されており、健康診断でも導入されています。

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X線の原理
X線管球から発生するX線は人体組織を通過し、X線フィルムを感光させることにより画像化します。
頭から足先まで、ありとあらゆる部位を検査できます。
骨と軟部組織のどちらでも検査できるのも特徴です。
近年はX線フィルムではなく、多数のディテクターでX線を検知させ、
それをコンピューターで処理して画像化するCR(computed radiography)が普及しています。

 

 

従来のX線検査と違い、コントラストや画像の濃淡が容易に変更できるため、
1回あたりの撮影で得られる情報は格段に増えました。

 

 

一般的な健康診断では胸部の表面だけが撮影されることが多いですが、
それだと心臓や横隔膜で肺の下の部分が隠されてしまうため、
重要な疾患の可能性がある場合は側面からの撮影を行います。

 

 

上部消化管
上部消化管を見る際には、空気と少量のバリウムを使います。
胃や大腸の粘膜の変化を映し出す二重造営の技術は日本人が発明したものです。

 

 

現代においては内視鏡検査というより精度の高い検査が台頭していますが、
内視鏡検査は時間もお金もかかるため、全員が全員内視鏡検査を受けるというのは現実的ではありません。

 

 

簡単で多くの患者を見ることもでき、精度もそこそこ高いX線検査は、
いまだに日本の医療界において大きなウェイトを占める検査方法といえます。

 

 

消化管以外の造影検査
造影検査は消化管だけではなく、気管支、関節、膀胱など、あらゆる場所に撮影可能です。
血管造影検査は有用な検査の一つです。

 

 

血管内にカテーテルと呼ばれる細い管を入れ、血管に造影剤を注入して血管内を確認します。

 

 

ただし、造影剤として利用されることが多いヨードはアレルギーもありますので、
事前にアレルギー検査を行います。また、カテーテルの挿入には一定の技術が必要です。

 

 

 

乳がんの診断に使われる乳腺撮影(マンモグラフィー)も有用です。
乳房をアクリル板ではさむという方法なため、
患者が多少痛みを感じるという難点はありますが、
触診よりも正確性は高く、小さながんを見つけるのに適しています。

 

 

閉経前の場合は乳腺に隠されてしまうため多少見づらいですが、
閉経後の場合は有用性の高い検査といえます。

 

 

なお、X線検査による放射線被ばくのリスクは微々たるもの、
というか無視しても構わないものというのが多くの医師の共通する見方です。
それでもいやならば受けないのは本人の自由ですが。


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